連日大入りの『幕末・会津・桑名』展は桑名市博物館で今週日曜日、6月30日までですのでまだの方はぜひご来館下さい。
いまのところ次の展覧会とその次の展覧会を同時並行に準備中なのですが、ぼちぼち図録の準備をはじめないといけません。 秋の浮世絵展は6部構成の予定です。 プロローグ・三大浮世絵師の競演(北斎・広重・国芳) 1北斎 2広重 3国芳 4その他の浮世絵師 5描かれた伊勢路 6幕末風刺浮世絵 まず最初、プロローグにもってきたのは北斎・広重・国芳の三大浮世絵師。 何をもって三大というのかが難しいところなのですが、2013年らしく検索数で数えてみようかと。 葛飾北斎 91万3000件 歌川広重 23万8000件 歌川国芳 37万5000件 ※googleによる検索。 意外!広重より国芳の方が多いんですね。昨今の人気が如実に反映された感じです。 しかし広重。二代目・三代目もいるのに…美術館も多いのに…。ただnetにはあまりなじまない画風なのも確かです。北斎や国芳がスマホがんがん使ってそうなのに広重はガラケーのイメージありますね(印象)。 さて、「六大浮世絵師」という言葉があります。鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重の六人で、出典は大正8年に出版された野口米次郎の本です。書名もそのまま『六大浮世絵師』。 北斎と広重は前出してますので、残りの4人を検索してみますと、 鈴木春信 7万6000件 鳥居清長 39万8000件 喜多川歌麿 18万3000件 東洲斎写楽 11万1000件 清長割と凄い…( ゚д゚)…。絵師はもちろん「北斎」など名前での表現も多いですから、今回のは座興にすぎませんが、ひとつの傾向は見えてくるんじゃないかと思います。 今回の展覧会は、「桑名」が描かれた浮世絵をひたすらに集めた展覧会です。 割とこのテの展覧会はどこでもやっていて、ウチでもやってみたいなぁとぼんやりと思っていたのと、絵師が東海道を描く際に桑名をどのように表現するのかを一堂に見てみたいという気持ちがあったからです。 桑名を象徴するものとしては「ハマグリ」「七里の渡し」が2トップですが、その土地風景を象徴するものをどう描きこむのか(いわゆる「定番」の風景は私たちはテレビなどの画像で繰り返し見て、実際に行った際もその風景を見て安心するということを繰り返します)、そのあたりが割とキモなのではと思います。 そもそも、「ハマグリは桑名の名物なの?」というのと、「江戸時代は桑名を表す超有名人だったのに今ではまったく忘れられた人物はだれ?」あたりは一般の方の興味を引くトピックでしょうか。 スポンサーサイト
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