斎宮歴史博物館の大西です。
コロナ禍では講堂の座席数(120名)の半分を定員としていた講座等も、今年度は年度当初から120名の定員で開催しています。
コロナ禍では、満員で60名でしたが、今年度は100名以上の参加がある講座が続いており、ついつい微笑んでいました。
しかし・・・・ 今年度の入館者数は、前年を下回り推移しており、厳しい状況が続いております。
当館は、バスツアーで来館されるお客様も多かったのですが、このあたりがコロナ前と比べ戻っていない状況です。
旅行の形態も観光バスでの旅行は減ってきてはいましたが、コロナで拍車がかかった感があります。
何か打開策は???・・・・・・と思いながら、起死回生の願いを込め秋の特別展を開催します。
あと1ヶ月を切りました特別展「海の祈り-海浜の神社と伊勢神宮-」を少し紹介させていただきます。
① 画像 特別展「海のいのり」

人々が織りなす様々な活動の成就や平安な世を願う想い、感謝の気持ちをどのようにして神々に伝えていたのかを「海」と「神社」という視点から紹介する展示です。
世界遺産「神宿る島」宗像(むなかた)・沖の島と関連遺産群や鳥羽市の「神島」に鎮座する八代(やつしろ)神社に神宝として伝わる伊勢神島祭祀遺物などを紹介します。
また、明治時代初めまで行われていた伊勢神宮の贄海神事(にえうみしんじ)に関する資料なども展示します。
② 画像 贄海神事関係文書

それと、海と言えば鳥羽市立海の博物館ですが、当館と連携講座を開催します。
10月14日(土)には鳥羽市立海の博物館、11月25日(土)には斎宮歴史博物館で講座を開催します。
11月25日の当館での講座では、鳥羽市立海の博物館の平賀館長にご講義いただきますので、こちらも期待いただければと思っています。
③ 画像 特別展「海のいのり」チラシ
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