あーあ、着任してもう2ケ月が過ぎてしまった!
何ができたかな? 何もできていなんじゃないかな・・・・
いやいや、
斎王の名前だいぶ覚えたかな・・・。
あいさつが少しはうまくなったかな・・・まだまだだな!
と考えている私です。
気を取り直して、自己紹介をさせていただきます。
斎宮歴史博物館に4月に着任しました大西です。
昨年度までは、県庁の総務部管財課で、財産管理や庁舎管理をしていました。
文化行政に携わるのは初めての
新参者でございます。
斎宮歴史博物館と言うと、「斎宮の成立」、「斎王制度」の紹介や発掘調査結果の展示が主であるかと考えます(私だけのイメージかもしれません)が、当博物館は、「斎宮跡の調査と保護」を目的として平成元年(1989年)に開館しました。

【斎宮跡の全景・左端の白く見える建物が斎宮歴史博物館】

【斎宮歴博】
少し、斎宮跡の調査について紹介します。
昭和45年(1970)に始まった発掘調査は現在も続けており、かつての「幻の宮」(この表現はロマンがあり、私は大好きです。)は少しずつその姿を現し始めています。
「現し始めている」と言いましたのは、遺跡の規模が全体で137haあり、
まだ17%程度しか調査が終わってないからです。
これまでの調査において、奈良時代後半から平安時代中期までの斎宮跡の解明は進んできましたが、それ以前の斎宮については実態がつかめない状況が続いていました。
現在は、飛鳥~奈良時代の斎宮の実態解明を目的とした発掘調査を進めており、昨年度の調査で、
飛鳥時代の終わりごろの斎宮中枢と推定される建物が確認されました。
今年度は、それが本当に斎宮中枢の建物であるかどうかの検証を含めた調査を予定しています。

【昨年度の発掘現場】
職員は実態解明について目を輝かせて、熱くロマンを持って語ってくれます。
私としても、今年一番の楽しみとなっております。
発掘調査は9月~12月に行いますが、発掘の作業を行っている間は、見学はできますし、冬には現地説明会を予定していますので、このようなコロナ禍ではありますが、来館者の増に繋がればと思っています。
私も現場に足を運び、一緒にロマンを感じたいと思っています。
(大西宏明/斎宮歴史博物館)
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ぜひ三重県の文化行政に新風を吹き込んでいただければと思います。大西館長、ぜひ斎宮を一緒に盛り上げていきましょう!
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