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ブログde展示解説番外編@刀剣幻想曲
桑名市博物館のK.Mです。
好き勝手書いております「ブログde展示解説」。
3度目なら、そろそろ村正の話……だと思いました?
実は私もそう考えていたのですが(三度目の正直? ということで。)、なんとなく番外編を挟もうかと。

ということで、今回は「刀剣幻想曲」展の裏側のお話を少しさせていただこうと思います。
(因みに、「刀剣幻想曲」の担当は別の職員です。)






当館の場合、展覧会では担当者の意見が基本的に優先されます。
展覧会のタイトル、何を出品するか、どう並べてどう展示するか、キャプション、パネルetc...
もちろん、諸事情でNG、ということもあります。
でも、それはそれ。
担当さんが決めなければ何も始まりません。
初めての展覧会を担当する時は、何をどれだけ決めなければならないのか、スケジュールやペース配分も何も分かりません。
展覧会への思い入れが強いと、キャプションもパネルもすべて自分で書きたくなるのですが、強い気持ちが時に邪魔をして筆が進みません。

「刀剣幻想曲」の担当さんはメインで展覧会を考えるのは今回が初めて。
何を出品するのか、展示プランは、キャプションの割り振りは……○○をするならスケジュールはいつまでに。
折を見て担当さんをつつきながら、準備を一緒に進めていたある日のこと。職員のひとりが言いました。
「手に取って見られる(刀剣の各部名称などの)解説があると親切じゃないか?」
担当さん、フリーズ。
館蔵品メインでやる企画展での刀剣は、「刀剣日和」もそうでしたが、できる限りやさしく、わかりやすく、を目指しています。
ですから、「親切」大いに結構、なのです。
……が、キャプションを割り振らせたと言っても、担当さんはかなりの数を自分で抱え込んでいたので、逡巡したのだと思います。
そういう時こそ、人に仕事を振りなさい。
と、担当さんから取り上げて、作成したゆるめの解説。
202003312148566fe.jpg
刀剣の各部名称、刀剣の種類、拵、鐔について。裏表で1枚。
「2020.03作成」なのですが、臨時休館の延長で、御披露目の機会も延び延びになっています。



図書館の蔵書点検などでもあると思うのですが、長期休館していると、たまに「休館の間、職員はお休みで遊んでいるんでしょう?」というようなことを訊かれることがあります。
仕事、してますからね!
今回の、新型コロナウイルスでの臨時休館の場合、刻一刻と変わる状況に、情報収集したり、開館できないか模索したり……
「刀剣幻想曲」担当さんは、時間ができたことをポジティブに捉えて、より分かりやすい展覧会にするため追加で何か作成していました。




新型コロナウイルス感染症に罹患する方の数が日に日に増え、三重県でも知事から「発症者数の多い地域への不要不急の外出は控えるように」という旨のお話がありました。
ミュージアムへ行くこと、は「不要不急」に含まれるのが通常でしょう。
そもそも、当館を含め多くのミュージアムが臨時休館をしています。このような状況で、私たちミュージアムにできることは何か。どう発信していくか。
できることは限られていると思いますが、その中でみなさまに少しでもお楽しみいただけるよう、考えて取り組んでいきたいと思います。



悲しいニュースが多い中、一時の気分転換にでもなりますように。
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[2020/03/31 22:47] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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