今日の準決勝で三重高校は日本文理を下し決勝進出を決めました!おめでとうございます!(^∀^)ノ
相手は大阪桐蔭。強敵ですが何とか頑張ってもらいたいです! ***** 世間的には大阪桐蔭ノリの人が多いかと思いますがなかなかそうはいかないのが甲子園なんですね。 今年の大阪桐蔭は打線系(いや投手力があった桐蔭はいつなんだという質問はしちゃいけません。そうそう毎年辻内選手・藤浪選手は出てこないのです)のチームですが、勿論つけいる隙はあります。 特に相手がダークホース的存在だと、有力校自身が「勝たなきゃならん」「勝って当たり前」や関係者から「●●に負けてどないすんねん」という無言の圧力が掛かるんです。そこがまず狙い目です。向こうからすれば「所詮三重県の代表が…」となるんですが、三重高は春季東海大会でも優勝してますし、沖縄尚学・日本文理といわゆる「有力校」を倒していますので実力は充分全国で通用します。さらに相手に先制点(特にエラー絡み)を許すと途端に焦りが大ぶりに繋がり、回を追うごとに…という展開になるんですね。 桑田・清原の2年夏のPL学園vs取手二高戦なんてその典型です。 もちろん、あと少しで強豪校に勝てる…と思った瞬間畳みかけてひっくり返してくるのがいわゆる甲子園常連校なので、そこらは一筋縄では行きません。それを防ぐには、ひとつは監督の采配です。 甲子園は名監督を多く産んでいます。沖水の裁監督、池田の蔦監督、箕島尾藤監督、智弁和歌山・高嶋監督…いずれの監督も甲子園初登場時では旋風を巻き起こしています。 そういう意味ではこの4月に就任したばかりの中村好治監督(浪商-専大、日章学園で甲子園出場)の采配に注目です。 中村監督は守備からチームを作ると話しています。甲子園での失策は、 1回戦 vs5-4広陵 2 2回戦 vs4-2大垣日大 0 3回戦 vs7-5城北 1 準々決勝 vs9-3沖縄尚学 0 準決勝 vs5-0日本文理 1 5試合で4ですから、監督の仰るとおり非常に守り鍛えられているチームです。 守り勝つチームに先制点は不可欠です。特に3回までをロースコアで絞っていくのが重要です。 ■三重高校 3回までのスコア 1回戦 vs0-2広陵 2回戦 vs4-2大垣日大 3回戦 vs6-0城北 準々決勝 vs1-0沖縄尚学 準決勝 vs1-0日本文理 リードを許したのは初戦の広陵戦のみで、あとはことごとくリードを残して2順目・3順目で追加点という「勝ちパターン」を構築しています。相手も打者一巡して点が入らないと「あれ?おかしいな」と少々のボール球でも引っかけてしまうからです。 となると、エース左腕・今井投手の出来次第ということなります。地方大会では別の投手が投げていましたが、甲子園に来てからは延長となった広陵戦以外全て今井投手が投げています。連戦の疲れ、これが心配なところです。持ち味の低めのスライダーが決まるかどうか、3回までが注目です。 対する大阪桐蔭は2年生左腕田中投手を温存しています。 ■大阪桐蔭 投手起用 かっこ内は自責点 1回戦 vs開星 田中5回5失点(4) 福島4回1失点 2回戦 vs明徳義塾 福島9回3失点 3回戦 vs八頭 田中9回無失点 準々決勝 vs健大高崎 福島9回2失点 準決勝 vs敦賀気比 福島9回9失点 あるいは今日は田中投手を使うかと思いましたが福島投手が9回を投げ抜きました。明日の先発に注目です。 もうひとつは昨日のブログでも書きましたが大阪桐蔭の5番打者についてです。 打数-安打 1回戦 vs開星 青柳 3-0 1四球 2回戦 vs明徳義塾 森 3-1 1四球 3回戦 vs八頭 青柳 6-3 準々決勝 vs健大高崎 青柳 4-0 1四球 準決勝 vs敦賀気比 森 4-3 本塁打を含む5打点 実は大阪桐蔭の打線は、上位と下位でハッキリと切れます。上位打線はやはり打撃の桐蔭だけあって、多少詰まったあたりでもリストの強さで右中間へ運ぶようなテクニカルなバッティングを見せてくれます。パワーもあり、なかなか抑えるには骨が折れます。 ところが、7~9番では、一気にトーンダウンします。 ■大阪桐蔭 7~9番安打数(総安打数) 1回戦 vs開星 0(4) 2回戦 vs明徳義塾 1(10) 3回戦 vs八頭 1(16) 準々決勝 vs健大高崎 3(9) 準決勝 vs敦賀気比 1(12) 比較的楽勝だった八頭戦でも1安打ですので、確実に打線の切れ目があります。逆に5・6番で塁に溜まったランナーを確実に返しておかないと、効果的な追加点が取りづらいんです。そういう意味では今日5番に座った森選手が調子を上げてきているところは警戒したいところです。 以上両校の戦績を分析しますと、早いイニングが勝負どころで、特に大阪桐蔭上位打線vsエース今井投手の一巡目に注目でしょうね。 甲子園常連校が堅守のチームを叩くやり方は長打です。スタンドに放り込めば、外野を深々と破れば「守備力は関係ない」からです。堅守のチームにとってあれだけ自分たちが苦労して取った1点、守り勝とうとした1点を1発がひっくり返す(特にそれが四球からの複数失点だと守備陣の心が折れる)。これはPLはじめ幾多の強豪校が見せつけて来た勝ち方です。金属バットが導入され、池田高校が見せた振り抜く打撃の勝ち方です。 …はたして明日はどのような展開となるのでしょうか。 西野カナさんも母校(三重高校)を応援してくれているようです!カナさんを見事ふるえさせるような展開を期待しています。 スポンサーサイト
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