(承前)
結局、彼らが出した企画案は、第1班は蔵書・歌壇・画壇などをキーワードとした伊勢の文芸、第2班は禊・銭湯などをキーワードとした伊勢の風呂文化、に関する内容となり、タイトルも紆余曲折した挙げ句、第1班は「伊勢のもの学び~知られざる文化都市~」、第2班は「テルマエ伊勢~伊勢の入浴事情」となりました。 開催に至るまでの具体的な苦労話は、う~ん筆致尽くし難しといったところでしょうか(苦笑)。あるいは自分一人でやった方が早いかも…なんて思ってしまうことも多々ありますが、学生教育が目的ですので、とまれ、興味ある方は私にでも直接おたずね下さい(笑)。まぁいえることは、教えるってのはたいへんや、ということですかね!ほんと、「倉陵祭」最終日の三日午後にようやく第1班の図録が刊行し、両班の図録が完成された時、本当に半年間の苦労が報われたと思いました。 ちょっとぼやきめいてきましたが、ともかく、学生プロデュースとはいえ、両班ともになかなか見応えのある出来映えですよ!と宣伝しておきます(照笑)。図録もタダですし…(笑)。(そして、実は明日16日は1班の若干の展示替え、来週月曜には新たな展示品が並べられますので一度見た人も是非もう一度ご来館を!) このように「卒業展示」の内容は、基本的には実習生の自主性に任せるところが大です。展覧会に必要な資料や情報を有する博物館等の各機関をはじめ、地域住民といった多くの方々の御理解と御協力を得ながら、グループ内の力を結集し「卒業展示」をつくりあげるのです。彼らはその試行錯誤の過程で、チームワークの重要性や地域への理解と愛着等も学んでいくのであり、これらも「卒業展示」の教育的成果といえます。 ともあれ、実習生の約半年間の汗と涙の結晶である「卒業展示」は、今月30日まで開催していますので是非ご来館下さい!! 【つづく】 ≪参考≫ 神道博物館のHP 卒業展示チラシ スポンサーサイト
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