桑名市博物館では夏休み時期の特別講座としてサロン講座を実施します!
○時間はいずれも10:00~11:30、入館料込みのお値段です。 仏像、推し活のススメin三重 10名 300円 #02 8月4日 木 川端蒼海 桑名市博物館会計年度任用職員(学芸担当) 児童文学と北村けんじ 10名 300円【残席僅少】 児童文学史における北村けんじ作品の位置付けを紹介いたします。 #03 8月5日 金 塩田奈実 桑名市博物館会計年度任用職員(学芸担当) 親子で「くずし字」チャレンジ 3組6名 300円 昔の文字・くずし字に親子で挑戦してみませんか? #04 8月6日 土 大塚由良美 桑名市博物館歴史専門官 桑名市指定無形文化財「桑名の千羽鶴」体験 6名 700円 ハサミ・入れ物(靴箱の半分位の大きさ) 桑名の千羽鶴を体験いただきます。 #05 8月7日 日 石神教親 桑名市役所ブランド推進課課長補佐 日本人はなぜお城好きなのか~桑名城天守のCG再現をとおして~ 20名 300円【残席僅少】 スマホアプリ桑名城探訪で再現されたCGの桑名城を紹介し、日本人の城好きの淵源を探ります。 #06 8月10日 水 小澤唯 桑名市博物館会計年度任用職員(学芸担当) 大河ドラマの時代背景を解説!「鎌倉御家人 大井家の世界」展の舞台裏 15名 300円【残席僅少】 5月に展示を行った「鎌倉御家人 大井家の世界」、その展示までの舞台裏を紹介します。 #07 8月11日 木祝 杉本竜 桑名市博物館館長 格付けチェック!~あなたの鑑定眼チャレンジ~ 6名 1,000円 【残席僅少】 ・身分証明書をご持参ください。 ・筆記用具(鉛筆必携) ・博物館の資料を取り扱いますので、爪を短く切って、マニキュアなどはご遠慮ください。 実際に鑑賞を通じて作品の取扱い方法を学ぶと共に、文化財の魅力に迫ります。 #08 8月12日 金 鈴木亜季 桑名市博物館会計年度任用職員(学芸担当) くずし字講座~香取秀真の手紙を読む~ 6名 500円【残席僅少】 ・筆記用具(鉛筆) ・くずし字辞典(持っていれば。あればで構いません。) ・博物館の資料を取り扱いますので、爪を短く切って、マニキュアなどはご遠慮ください。 博物館の文書資料を実際に見て、くずし字の読解に挑戦してみよう。 #09 8月13日 土 久保田恵友 桑名市役所ブランド推進課主任(学芸員) 祭を未来へ 5組10名 300円 石取祭車の伝承と、未来へ伝えるための活動について親子で学びましょう。 #10 8月14日 日 石崎尚 愛知県美術館学芸員 芸術家としての平岡潤 20名 500円 桑名の郷土史家・平岡潤の、芸術家としての前半生について紹介します。 会場 桑名市博物館(三重県桑名市京町37番地1) 応募方法 電話・メール・ファックスにて博物館へ申し込み 先着順にて受付 氏名・連絡先・希望講座番号を 電話:0594-21-3171 ファックス:0594-21-3173 メール:hakubutum[@に変換してください]city.kuwana.lg.jp にてお申込みください。 |
三重県博物館協会会員各園の方であれば投稿は可能です。
何か書いてみたい、という方は会員館名・名前を添えて thedirectorofkcm[アットマーク、を入れてください]gmail.com までお送りください。折り返し要項をお送りします。 仮ブログ担当 桑名市博物館 杉本 |
夏の企画展「集まれ! 三重のクジラとイルカたちを7月2日(土)から9月11日(日)まで開催しております。
この企画展ではクジラ類の骨格標本の他、クジラ類の生態を写真や動画をふんだんに用いて紹介しています。また生物としてのクジラ類に関する展示に加えて、熊野灘で古くから行われてきた捕鯨に関連した各種の資料である、捕鯨の様子を描いた絵巻、捕鯨に用いられた道具や船体の一部、伝統的な捕鯨習俗を伝える祭りなどについて、道具、写真、映像などを用いて紹介しています。 このように、生物学的観点のみならず、ヒトとの関わりに関する歴史的・民俗的な観点も含めた総合的な企画展となっています。展示室内ではイワシクジラの全身交連骨格標本(全長15.3m)やクジラ類の実物大イラストなども展示していますので是非クジラ類の大きさをまじかに見て体感してください。 ![]() さて、私は山口県岩国市の出身ですが、県内の下関市には小学生の頃は大洋漁業(現マルハニチロ)などの南氷洋捕鯨船団の基地があり、南氷洋に向かう捕鯨船団の出港様子などのニュースを毎年のように見ていました。 そのため、クジラといえば南氷洋でのマッコウクジラやシロナガスクジラなどをイメージしていましたが、実際にはこれらのクジラ類は世界中の海域を回遊しているとのことです。また、イルカやスナメリはクジラとは別の生物と勝手に思っていましたが、たとえば水産庁のWebページでは「クジラ・イルカは生物学的には明確な差はなく、比較的小型の鯨類のことを「イルカ」と言い慣わしている」と書かれていました。展示されているクジラ、イルカ、スナメリなどの骨格標本や画像などを見比べこれらの生物の共通性などを探してみるのも面白いと思います。 私が小学生の頃(昭和30年代半ばから昭和40年代の初めの頃)はクジラの竜田揚げは御馳走のひとつでした。学期末の最後の給食の日は、大体クジラの竜田揚げとフルーツポンチが出されていたので数日前からその日を楽しみに指折り数えて待っていたものでした。当日、熱が出ていようが病気になっていようがケガをしていようが、みんな這ってでも竜田揚げを食べるためのみに登校したものでした。 おそらくクジラの竜田揚げが給食に出された日がもっとも出席率が良かったと思います。また、大学生の頃はクジラの大和煮の缶詰を酒の肴として重宝したものでした。もう数十年間鯨肉を口にはしておりませんが、クジラの竜田揚げや大和煮は幼年期や青年期の食の思い出として頭の隅っこに依然として残っています。 この企画展をとおして、生物としてのクジラ類の特徴の他、ヒトとクジラ類の関わりの歴史的・文化的側面についても理解を深めていただければとおもいます。是非皆様本企画展にお越しください。お待ちいたしております。 ***** 横浜ベイスターズの前は大洋ホエールズという球団でした。 |
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