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おひなさまと雛道具ー新春の華やぎー@桑名市博物館
明日からは少しだけ今日よりあたたかくなりそうですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こんばんは、桑名市博物館の元職員・K.Mです。
先週の土曜日より、当館の新春企画展「おひなさまと雛道具ー新春の華やぎー」が始まりました。2階特集陳列と合わせて、簡単にご紹介したいと思います。



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[2021/01/12 23:18] | 未分類 | page top
【桑名市博】ミュージアムの中の人の履歴書 若井嘉人さん(鳥羽水族館)
三重県博物館協会加盟館園の「中の人」を紹介していく連載企画です。

記念すべき第1回目は鳥羽水族館の若井嘉人(わかい・よしひと)副館長にご登場願いました。

それでは若井さん、どうぞよろしくお願いいたします。

*****
-お生まれはどちらでしょうか。

【入社当時の写真を持つ若井さん】
wakai01.jpg

私は大阪の堺というところの生まれで、三人兄弟の長男です。

父は鉄工所で働く旋盤工です。手先が器用で、いわゆるエンジニア気質の持ち主ですね。
私のお祖父さんが釣り好きでね、よく釣りに連れていってもらいました。

小さい頃から生き物好きでしたが、そういう機械といいますか工学的なものも興味がありました。ですので自分の根っことしてはそういう自然科学系のものがあるんだと思います。

高校は大阪府立登美丘高校です。今はダンスで有名になりましたけどね(笑)

さて高校で自分の進路を考えた時に、やはり脳裏に浮かんだのは父の背中を見て、というわけではないのですがエンジニアだったんです。
機械工学をやりたい、と。そして大学もそうしたところを受験したんですがそこは残念ながらダメでして一年浪人することになりました。

その浪人時代に、書籍、エッセイというか一冊の本を手に取りまして。

ムツゴロウこと畑正憲さんの『ムツゴロウの青春記』でした。

これを読みまして、やはりキザなんですが自分の「一生の仕事」って何だろうと考えたんですね。深く考えたんです。そして人の生活を豊かに出来る仕事がやはりやりたい、と思って、エンジニアではなく自然を相手にする仕事を考えたんです。

-そこから工学から関心が移っていくわけですか。

そしてこれからは海だろう、と。海洋資源だろう、と。そう考えました。

そして近畿大学水産学部へ入学しました。今は「近大まぐろ」で知られていますけども。そうなんです、どこも割と出身校が旬なんですよ(笑)

とにかく山、海、池、自然を相手にする仕事がしたかったんです。そして海水増殖学という研究室に入ったんですが、白浜に研究所があって、1年間はそこで過ごさないといけないんですよ。全寮制で。

近大は実践主義ですので、そこでの生活費も自分で稼ぐんですね。プランクトンを作ったり、船の生簀に餌やりにいったり、色々な研修をしながら自分で稼ぐ訳です。ちなみに卒論はヒラメの染色体の研究をしました。そうして1年間勉強して就職の時期になるわけです。

ところが就職先が決まってないんですね。

そんな中、近大の卒業生で水族館に就職された方が鳥羽水族館で活躍していらっしゃって、丁度欠員が出たので誰が良い人いないか、と指導教官に話が来たんです。

そして私、これ余談ですけど指導教官の奥様に気に入られてですね、その奥様からの御口添えもあったのかも知れないですけど、指導教官からまぁ真面目にやってる若井君を…と紹介していただいたんです。

ただ、

「給料安いよ」

と(笑)。

本当に安かったですね。ただ、自分の好きな動物をお世話出来たり、研究ができたりというある種自分の追い求めていた仕事ということと、あと先輩からもかなり強く誘っていただいたので、結局鳥羽水族館入りを決めたんです。

【入社当時(1984年頃)の鳥羽水族館(旧館)】
wakai02.jpg

ですので、水族館にはたまたま、たまたま入ったわけです。本当に今思うと縁というか、タイミングだとそう思います。

-水族館を目指す方に一言お願いします。

水族館は見た目は華やかですが、いわゆる「K」の付く仕事。きつい、汚い、危険、これにもう一つKがついて、給料が安い。

もちろん個々の能力も問われますが、チームワークも大事。動物好きであると同時に人とのコミュニケーション能力が問われる仕事です。

夢のある仕事ですが、夢だけでは続かないのでそれなりの覚悟が大事です。
そうした覚悟のある方に目指してもらいたいと思いますね。

-配偶者の方との馴れ初めは。

妻との馴れ初めですか?必要ですかその質問(笑)
職場結婚ですね。先に飼育部に配属されてまして。

職場では秘密にしてたかったって?それも必要ですか?(笑)

そりゃ秘密にしてましたけど、当時はスマホもなく、家に電話をかけると親が電話口に出る時代でしたから…いやもういいでしょこの話(笑)

【ジュゴンのセレナと泳ぐ(1990年頃)】
wakai03.jpg

*****
水族館での人知れぬご苦労も様々お伺いしましたが、そうした部分だけを表に出さず「夢のある場所」としての施設を守ろうとする若井さんのお言葉に「覚悟」を感じたインタビューでした。若井副館長、ありがとうございました。(三重県博物館協会理事・杉本)

※若井さんからのお話を元に執筆していますが、文責は全て筆者にあります。
[2021/01/10 10:00] | 未分類 | page top
千歳文庫と川喜田半泥子@石水博物館
明けましておめでとうございます。
桑名市博物館の元職員・K.Mです。
年末に某理事から「来年もよろしくネ!(大意)」というメールをいただきましたので、本年もぼちぼちと、勝手に展覧会のご案内などをしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。




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[2021/01/06 17:41] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
【四日市博】2021年あけましておめでとうございます!
昨年はコロナに振り回され、皆さん本当に大変な一年を送られたかと思います。まだまだ収束(終息)の兆しも見えず、不安な年の始めですが、くれぐれも健康には気を配り、頑張っていきましょう。

ところでお正月最初に食べるお雑煮、皆さんのお宅では、

中のお餅は丸形ですか、四角ですか?

また焼いた餅ですか、焼かずに入れますか?

そして汁は「すまし」ですか、「みそ」ですか?

私は仙台に生まれ、就職するまで東北に住んでいました(26年間)。その後名古屋に住み(25年間)、奈良に単身赴任し(8年間)、2009年からは再び名古屋に居住しています。狭い範囲ではありますが、日本の東と西の文化、風習の違いを体験し、すごい面白さを感じています。

ちなみに私の実家の雑煮は「すまし・角餅・焼く」です。

これを全国的に見たある調査<註1>では、

富山―石川―福井―滋賀―京都―奈良―和歌山を結ぶ線より西は、「みそ・丸餅・煮る」が中心。

一方、新潟―長野―岐阜―愛知―三重を結ぶ線より東は「すまし・角餅・焼く」が中心だそうです。

ただし、「焼く」と「煮る」には同一県内でも異なった地域も多く存在するとのこと【表Ⅰ】。

【表Ⅰ】
表Ⅰ

もちろん例外もあるとは思いますが、大きな傾向としての日本の東西文化の違い面白いですね。

そう言えば、私が三重の言葉でびっくりしたのは「ささって(三明後日)」

【表Ⅱ】のように、今日から数えて1日後(あした/明日)、2日後(あさって/明後日)までは全国ほぼ同じ言い方。

しかし、3日後から違って来る。

「やのあさって」と「しあさって」の順番が地域によって全く反対に用いられることに、一体どうなっているんだと疑問に思っていたところに、三重(特に伊勢志摩地域)の「ささって(3日後)」「しあさって(4日後)」が登場した。

さらに関西以西では「しあさって」「ごあさって」と言うこともあるらしく、もうこれはお手上げ状態。

【表Ⅱ】
表Ⅱ

どれが正しい、間違っているということではなく、世界中の国に比べて、そう広いという訳ではない日本の国土に、これだけ多様な文化や生活様式が存在していることが、楽しく、面白く、貴重なことだと思いませんか。

近年の日本史学、民俗学の研究成果では、日本の東西の違いだけでなく、南(沖縄や南西諸島)と北(北海道)の独自の文化をも加えて、日本には4~6つの異なった基盤を持った文化・風俗が存在し、それは現代までも影響を与えているということです。そうした風俗や伝統を、これからもリスペクトし、何よりも楽しんでいけたらと改めて考えている今年の正月です。 (四日市市立博物館 吉田俊英)

<註1> 朝日新聞「日曜ナントカ学」(2008年5月25日)
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吉田俊英館長からお雑煮を食べたくなるコラムをお寄せいただきました。

本年もどうぞ三重県博物館協会を宜しくお願いいたします!
[2021/01/01 11:30] | 未分類 | page top
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