こんばんは。桑名市博物館元職員のK.Mです。
秋は展覧会(特別展)がホントにいっぱい! ですね。 展覧会がいっぱいで眠れない……ということはさすがにありませんが、休みと、気になる展覧会と、実際に行ける展覧会と、頭を悩ませる季節です。 学生の頃、後輩に「分身の術の習得早よ!」と言われた時に、私はなぜ身につけなかったのかと後悔したり……いや、冗談ですが。あったら便利だろうな、とは思いますよね。 ということで(?)、本日は三重県内で開催中の展覧会などを少しだけご紹介いたします。 ①斎宮歴史博物館さん ![]() 「斎宮と古代国家」 奈良・飛鳥時代頃の斎宮があったと推定される辺りの発掘調査が数年前からされているそうですが、その最新の成果を反映した展覧会。 新収蔵資料もさり気なく展示されています。 展示入れ替えあります。 図録は1500円。 ②いつきのみや歴史体験館さん ![]() 展覧会というわけではありませんが、以前ご紹介いたしましたスタンプラリーのスタンプがこちらにもあります。 ![]() ちょっと寄り道。 明和のイオンモールにベーグルの専門店が入っていることに夏に気がつきまして。 行ったら、期間限定で六花亭などのお菓子が置いてあったので思わず購入。(エコバッグは御座候です。奇しくも清水公照さんゆかりのお店コーデ?) ③石水博物館さん ![]() 「数寄者・村山龍平の茶の湯」 香雪さんご所蔵の逸品が三重県にいながらして拝見できる! というすごい展覧会。 個人的には、焼き物よりもお軸に目が行ってしまいますね。「上畳本三十六歌仙 猿丸大夫」とか、筆跡が美しくてうっとり……(*´▽`*) こちらも展示入れ替えあり。 ④MieMuさん ![]() トピック展「クジラはいるか!?」と特集展示「三重の古墳時代」 とりあえず、四日市の辺りでもスナメリを観ることができるらしい、という情報に驚きました。 あと、おおよそ実物大のイラストのクジラタペストリー。 古墳の方は、時代による古墳の違いなどが易しく解説されたパネルがあって勉強になりました。 ![]() アンケート回答してきました。 が、過去1年でミュージアムに行った回数……これでも博物館の元職員なので、一瞬出勤回数を数えるのかと思いましたが、まぁ、そんなはずはありませんよね。 こちらのブログに記事を書いた分だけで普通に4回以上ありましたので、正直に○をつけておきました。 ![]() 久しぶりにさんちゃんさんと対面。活発な時期を過ぎたからか、本日は動いているところは見られず。残念。 ![]() そう言えば、こんな講座があるそうです。 「雲林院」で「うじい」……「三重刀剣紀行」でも見かけて、ルビがなかったら読めるか! と思ったお名前です。 スマホでみえ得キャンペーンというのを県内でやっているそうです。 スタンプ押してもらってアンケートに答えると、MieMuさんだと、缶バッジ(と先着順で伊勢茶の飲み比べセット)がいただけるようです。 ⑤三重県立美術館さん ![]() 「香りの器」 一部(現代作家さんの作品など)を除きお写真OK! 面白い意匠のものがたくさんありました。 板谷波山さんのは葆光細磁は出品されていないようで残念。 香道関係のものが観られたのも楽しかったです。 図録はISBNコードついていたので、おそらく書店でもお買い求めいただけるのではないかと。 2階で榊莫山先生の没後10年記念の特集展示もありました。 自由な筆跡の楽しみ方・味わい方が未だによく分かっておりませんが……「寒山拾得」がかわゆかったです。 以上、駆け足でめぐってまいりました三重県内で開催中の展覧会などをご紹介いたしました。 他にもさまざまな展覧会がございますので、よろしければぜひミュージアムへ足をお運びください! スポンサーサイト
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こんばんは。桑名市博物館元職員のK.Mです。
正直、自分でも「いつまでしゃしゃり出てるんだろうなぁ」と思う瞬間が度々あるのですが、まぁ、今のところストップの声も聞いていないので、相も変わらず好き勝手書いてまいります。 さて、17日より当館でも特別企画展が始まりました。 「三重刀剣紀行 甦る村正の煌めき」 Twitterを拝見したところ、先日のブログでご紹介いたしました「桑名市博物館紀要13号」、早速手に取ってくださった方がいらっしゃるようで、宣伝をした身といたしましては嬉しく思っております。ちなみに、過去の図録なども在庫があればご購入いただけるのですが、ホームページはリアルタイムで更新されるものではありませんので、通販ご希望の方はお手数ですが、一度博物館までお問い合わせくださいませ。 そう言えば、今日はML連携の図書館セミナー受付開始日だったのですが、定員が20名だったこともあってか、早々に満員御礼となったようですね。お昼に電話をしたらしい知人から「ダメだった!」と聞いて驚きました。刀剣ファンのみなさまの勢い、スゴイ……! こんなご時世なので、定員が絞り気味なのは仕方ないのでしょうけれど、お申し込みいただけなかった方がどれくらいいらっしゃるのかと思うと、なんとなく(関係もないのに)心苦しくなりますね(´・ω・`) 次は10月31日から桑名ほんぱくの申し込みが始まります。当館のプログラムは今回は最大10名×2回、貸し切り鑑賞展示解説つきです。こちらは図書館セミナーと違って有料です。あと、お申し込みには会員登録が必要だったはずですので、検討中の方はよろしければ先にご登録ください。(煽る意図はありませんが、例年の刀剣お手入れ体験系のプログラムは3名×2回ということもあってか、割とすぐに埋まってしまう傾向にあります。今回とはプログラム内容がまったく違いますが、ご参考までに。) 展覧会が開いて最初の週末を終え、博物館がほっとひと息つく月曜未明に、突然の地震。驚きました。 だから、刀剣展示している時に地震は来てくれるなと、あれほど……!(よろしければこちらの記事もどうぞ) ちなみに、当館内は無事だったようですので、みなさまご安心ください。 始まったばかりの「三重刀剣紀行」、11月29日の閉幕まで、少しでも多くの方にお楽しみいただけますよう、そしてお借りしている作品が所蔵者さまのお手元に戻るまで何事もありませんように、元職員、心からお祈りしております。(台風も地震も要りませんよ!) |
数日ぶりでございます。桑名市博物館元職員・K.Mでございます。
今回のお話は「ミュージアムのおしごと!」 博物館や美術館、水族館、動植物園のお仕事は「展示」を観ていただくこと。 それももちろん間違いではありませんが、資料を収集すること、それらを調査研究すること、その成果を図録や報告書などで広めること……などもミュージアムにとって大事な大事なおしごとです。 (博物館の事業については博物館法(←e-Gov)に規定されています。) 当館の場合、図録は現在、特別企画展の時に作成・発行しています。 博物館法の規定にある「年報」というのは、1年間の記録です。どんな展覧会を開催して入館者数はどうだったか、職員が行った調査研究・発表等についてなどがまとめられています。 それから「紀要」(ミュージアムによって名称は様々ですが。)という、論文や研究ノートなどをまとめたもの。収蔵品についてや、開催した展覧会について書かれた論考などが掲載されていることもありますので、気になるミュージアムの「紀要」、よろしければぜひチェックしてみてくださいね! さて。なぜ今こんな話題を持ち出したかと言いますと。前回最後にちょろっと書きました、宣伝する機会を逃してしまったあるモノを積極的に宣伝したかったからです。 当館でも「桑名市博物館紀要」というのを発行しております。それの第13号、平成30年度に発行した紀要なのですが、ご存知でしょうか。 平成30年度。その年の特別企画展が何だったか、みなさま覚えていらっしゃることと思います。そう、「村正2」です。東建コーポレーションさんからお借りした刀剣コレクションとかいろいろございましたが、「村正2」で忘れられないことといえば、やはり妙法村正の里帰り展示でございましょう。 という前振りのもと、こちらをご覧ください。桑名市立図書館のOPAC(スクリーンショット)です。 ![]() 館長による、妙法村正についての論考が収録されているのです!(元職員の感覚としては、ご存知ない方が多いのではないかと思っておりますが、実際のところはいかがでしょうか。) 宣伝するなら刀剣展の時かなぁ、ということで、宣伝したくてウズウズしながら、新型コロナでの休館後、博物館が再開してからも「ステイ!!!!」と言われ続けていたのですが。 明日には「三重刀剣紀行」が開きますからね! そろそろ解禁しても良いですよね!!(イイヨー/裏声)(そもそも発行した紀要なので、秘密でも何でもなかったのですが。) 「三重刀剣紀行」には直接関係ありませんが、当館の紀要も合わせてお楽しみいただけましたら幸いです。 ということで、「桑名市博物館紀要」は桑名市博物館でご購入いただけます。在庫確認等は博物館までどうぞ! |
こんにちは。桑名市博物館の元職員・K.Mです。
あちこちで秋の特別展が始まったり、始まろうとしている今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 さて、私はともうしますと、刈谷市歴史博物館さんで10日より始まりました「徳川家康の遺産」展に行ってまいりました。 博物館入り口の特別展の看板(?)をあとで撮ろうと思ってそのまま忘れて帰ってきたのはどこのどいつだーい? あたしだよー! いや、ちょうど小学生さんたちが見学にいらっしゃったタイミングと入館が重なっていたもので…… 代わり(?)に日付印入りの刈谷城のパネルは撮ってきました。 ![]() 徳川美術館さんの所蔵品を、家康の母・於大の方ゆかりの地で拝見できるのがこの「徳川家康の遺産」展。国宝・重文の刀剣や小袖なども出品されています。 太刀 銘 来孫太郎作の刃文がすごいきれいでしたね。ひときわ白く輝いて見えました。 個人的には、「僧正遍昭集臨模」と衣服辺りが大変楽しゅうございました。 毛筆の筆とはなかなか仲良くできない性分で、技法とかはよく分からないのですが。美しい筆跡や表装を眺めるのが好きです。遍昭集は展示替えで、後期には家康自筆の和歌色紙になるようですね。 辻ヶ花は、現在のものと趣が違って見えました。が、それはそれとして、絞りの技術に圧倒されます。 後期展示は27日から。前期・後期とも行くとプレゼントがいただけるとか。 ちなみに、カウンターで周辺のランチマップいただけました。「ご飯とかどうしようかな?」という時には参考にしてみてくださいね。 秋は気になる展覧会が目白押しです。 石水博物館さんの「数寄者・村山龍平の茶の湯」、名古屋市博物館さんの「模様を着る」は行きたいな! とスケジュールとにらめっこをしています。 もちろん、当館の「三重刀剣紀行」もよろしくお願いいたしますね! 桑名市博物館では、現在、入館時にお名前やご住所などご記入いただいております。お手数おかけいたしますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。 展覧会案内のホームページに用紙のデータがございますので、ご記入いただいた紙をご持参いただくと入館がちょっとだけスムーズになるかもしれません。 朝日カルチャーセンターでの「三重刀剣紀行」のweb講座、申し込み明後日まででしたね。アーカイブ配信はないそうなので、ご注意ください。 実は「刀剣幻想曲」の時に宣伝しようと思っていたものがあるのですが、新型コロナで展覧会が流れ、タイミングを逃し続けています。別段、秘密にしていることというわけではないので、既にご存知の方もいらっしゃると思いますが。みなさまに積極的にご紹介できるようになりましたら、お話しさせていただきますね。 |
こんにちは、桑名市博物館元職員のK.Mです。
当館で開催中の「巡る季節」展が明後日までですので、終わる前にもう一度観に行ってまいりました。 入館時には、新型コロナ対策としてお名前やご連絡先などをみなさまにご記入いただいています。お手数をおかけいたしますが、万が一のことがあった時のためです。ご理解とご協力をお願いいたします。 もちろん私も記入いたしましたよ! ![]() ちなみに、三重県がやっている「安心みえるLINE」のQRコードもありましたので、読み込んでおきました。 ![]() 2階に行ったところ、こんな冊子を発見。10/1~2/28の期間、東海3県の特産品が当たるスタンプラリーをやっているそうです。へー! 桑名市内ですと、あとは六華苑にスタンプが置いてあるとか。 スタンプ2個から応募できるようですので、よろしければみなさまご参加ください。 当館のスタンプが置いてあるのは2階ですので、展覧会をご覧になるついでにどうぞ! ![]() なお、始まったばかりだからかスタンプにインクがよくつく&ツルツルした紙でインクが乾きにくいため、うっかりすると手やお荷物などを汚してしまう虞がありますのでお気をつけください。(うっかりやらかしたのは私です……) 最初に書きましたように、当館の現在の展覧会は明後日までですので、次の特別展が開く10/17までは展示入れ替えで休館になります。 休館中はスタンプラリーのスタンプも押せませんのでご注意あそばしませ。 気がつけば特別企画展「三重刀剣紀行」も約2週間後に迫ってまいりました。 「図録もうちょっとで出来てくるから、楽しみにしててねー」 とのお言葉をいただいてきました。それはもう、良い子で正座待機を!(嘘です。すぐに足が痺れるので、普通に待ってます。) そう言えば、今回は新型コロナの影響もあって、通常の展示解説がありません。 その代わり、と申しますか、例年刀剣などの取り扱い講座で参加をしている桑名ほんぱくで、休館日に貸し切り展示解説(午前午後各10名、1時間30分)というプログラムを行います。 展覧会担当者である館長の解説を聴きながら、ゆっくりとご覧いただけるのではないでしょうか。平日開催ですが、興味がございましたら、ほんぱくのホームページで詳細(こちら)をご確認ください。申し込みは10月31日からです。 朝晩、肌寒さを感じるくらいになってきましたが、日中は蒸し暑く感じられることもあり、服装の調節に困りますね。 季節の変わり目で体調を崩しやすい頃合い、みなさまご自愛くださいませ。 |
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