他館から作品を借用して開催する特別企画展に対し、自館収蔵品を中心に何か特徴をまとめて行う展示の呼び名に、
特集陳列と特別陳列 というのがあります。どちらが多いか少し調べてみました。 特集陳列 京都国立博物館、東京国立博物館、MOA美術館、神奈川県立金沢文庫、高野山霊宝館、西宮市立郷土資料館、栗田美術館、東京藝術大学大学美術館 特別陳列 奈良国立博物館(特集展示という表現も使用)、滋賀県立安土城考古博物館、四日市市立博物館、大阪市立美術館、橿原考古学研究所附属博物館、葛城市歴史博物館、福井市立郷土歴史博物館、神奈川県立歴史博物館、吹田市立博物館(近年は使用せず)、岡山県立博物館、大分県立歴史博物館、名古屋城、高野山霊宝館、東文研黒田記念館、徳島県立博物館、石川県九谷焼美術館、勝山城博物館 両方使っているところもありますし、場合によって使い分けしているところもありそうですが、特別陳列を使用する館が多いようですね。なお九州国立博物館さんは「特集展示」です。そういえば特集展示という表現もよく見ますね~。京博さんも特集展示をやっていたり、国立四博物館も少しずつ違って面白いですね。 しかし栗田美術館さんをフレディ・マーキュリーが訪問していた事は知りませんでした…。 日々是勉強です。 スポンサーサイト
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東海三県の博物館協会の交流集会がこの11月6日に行われます。
博物館協会とは、県ごとに存在する博物館の親睦団体でして、東海三県の博物館協会ですと 愛知県博物館協会さん 岐阜県博物館協会さん そして我々三重県博物館協会の3つです。日頃より館園レベルで交流を図っておるのですが、毎年この秋時期に三県の博物館協会が揃い大きい大会を実施しております。それが、 東海三県博物館協会研究交流会(デーン) なのです。そして今年は会場館が三重県、ということですので愛知・岐阜の皆様を精一杯 お・も・て・な・し せねばなりません。 それでは早速今年の内容を紹介いたします。 テーマ:「博物館と観光のちょうどいい関係」です。 日 時は令和元年11月6日(水) 13:00 受付開始 13:30 開会 会長挨拶(5分) 13:35 報告1 三重県(30分) 伊賀流忍者博物館 学芸員 幸田知春氏 「伊賀の忍者観光と博物館(仮題)」 14:05 報告2 愛知県(30分)博物館明治村 学芸・催事担当主任補佐 小野木克允氏 「観光施設としての博物館(仮題)」 14:35 報告3 岐阜県(30分) 奥の細道むすびの地記念館 学芸員 上嶋康裕氏 「奥の細道むすびの地記念館と観光(仮題)」 16:10 斎宮歴史博物館 館内(特別展『東雲の斎王 大来皇女と壬申の乱』等)見学 というラインナップです。 会 場 斎宮歴史博物館 講堂 (〒515-0325 多気郡明和町竹川503 Tel(0596)52-3800) ぜひ多くの愛知・岐阜の協会加盟館の皆さん、斎宮までお越しいただければ幸いです。 オプションで現地見学会もございます。 現地見学会 国学者・本居宣長を輩出した松阪商人のまちである松阪市は、古代から近代までの豊かな歴史・文化を生かした観光のまちづくりに取り組んでいます。今回の研究交流会では、テーマに関連して、現地見学会を実施します。2017年3月にリニューアルオープンした本居宣長記念館、昨年度の研究交流会で活動報告を行った松阪市立歴史民俗資料館、ともに日本100名城の一つ松坂城跡に所在する2館を訪れます。 [行程] 2019年11月6日(水) 10:00 松阪駅出発(9:55 松阪駅JR側集合) 三博協スタッフが引率 ↓ 最短1.1km(15分) 10:15 本居宣長記念館見学(40分) 学芸員による解説 ↓ 最短300m(5分) 11:00 松阪市立歴史民俗資料館(25分) 学芸員による解説 ↓ 最短1.1km(15分) 11:45 松阪駅 ※本居宣長記念館、松阪市立歴史民俗資料館の入館料は免除(見学会参加者のみ) ※松阪駅周辺で昼食(50分程度) ※松阪駅12:38 → 12:51 斎宮駅 -850m 12分 → 斎宮歴史博物館 【情報交換会】 18:00~20:00 松阪駅周辺 飲食店 会費5000円程度(予定) ※斎宮駅 17:19発(松阪17:35着)/17:36発(17:49着) その他(注意事項) 《昼食について》 ・斎宮歴史博物館とその周辺には飲食店がないため、斎宮駅近くのいつき茶屋(斎宮跡無 料休憩所)で昼食をとるか、松阪駅周辺で昼食をとってもらうことを推奨します。または、松阪駅等でお弁当を購入し持参いただくことを推奨します(※1史跡斎宮跡内にコンビニはありません。※2博物館内に飲食可能フリースペースがあります)。 《史跡斎宮跡のご案内について》 ・少し早く斎宮に到着した方には、斎宮歴史博物館のスタッフが整備された史跡斎宮跡内 の各所を案内し、博物館に誘導します。斎宮駅北口11時集合。弁当事前購入推奨。 (斎宮駅 松阪方面から10時51分着、伊勢方面から10時58分着) |
こんにちは。桑名市博物館S.Aです。
そういえば、初心者向け古文書講座の一件、 書き終えていないまま止まってました。 (初心者向け古文書講座 ~準備編~") 先日、無事に今年度の全7回の講座を終えまして、 『天文七曜登運録』のうち、 今回は「八代目将軍吉宗公東都御入城の事」を読みました。 授業では、 ①初回にテキストと翻刻文(白文)を配る。 ②3~4行ずつ受講生に音読してもらう。 ③ホワイトボードを使って文字の解説。 音読で間違えたところを重点的に解説したり、 これまで自分が困ったところや躓いたところを話すようにしたりして、 ②と③を繰り返しながら少しずつ読み進めていきました。 初心者の方に合わせるように、解説を多めにしたのですが、 後半になってくると、「奉存候」(ぞんじたてまつりそうろう)などの 江戸時代の古文書ならではの言い回しにも慣れていき、 読み進めるスピードも上がっていたのではないかと思います。 また、改めて受講生側の視点で古文書講座をうけたら…と考えてみると、 今回の授業内容も、まだまだ改善の余地がありそうです。 次回、講座の担当をするときには気を付けたいと思います。 自分自身もそうですが、くずし字読解脳を鍛えるには、 継続してくずし字を読んで文字に慣れておくことが大切です。 鍛えた力は裏切らない! みんなでくずし字体操!引き続きがんばっていきましょう。 |
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