先日は津市にある三重県立美術館と三重県総合博物館に行って参りました。
まずは 「増山雪斎展」@三重県立美術館 ![]() ポスターにもなっている虫たちを描いたのは、 増山雪斎(ましやませっさい)、江戸時代の長島藩第5代藩主です。 《虫豸帖(ちゅうちじょう)》という作品は雪斎が写生した虫の図譜で、 蝶の羽や蟹の甲羅の表面の質感なども忠実に画帳へ写し取っており、 雪斎が小さないきものたちに目を向け、実に細やかに観察していたことがわかります。 本当に虫が好きだったんですね~。 ほかにも、花鳥画や山水画など、雪斎の画業を紹介する展覧会で、 前期・後期で作品の展示入れ替えもあります。 桑名市博物館所蔵の雪斎の作品も出品していますよ!ぜひご覧ください。 HPはこちらから。 また三重県総合博物館の方で、雪斎展との連携企画があるとのことでしたので 県美のあとは三重県総合博物館へ向かいました。 「ボタニカルデザイン」@三重県総合博物館 ![]() 植物の葉や花、実の構造、また種のしくみなど、植物のさまざまな「かたち」(=デザイン)に注目した展覧会です。 実際に植物に触れて体験ができるコーナーもあり、植物のかたちを体感できます。 写真での紹介のほか、実物の標本も展示されているのですが、 セイタカアワダチソウはどのように標本にしたのかとても気になりました! (規格外のサイズに見えましたが、むしろ植物標本界ではまだ見ぬ強豪たちの標本もあるのでしょうか・・・。) 地面に自生する植物だけでなく、私たちの生活の中にも取り込まれた植物のデザインも紹介されています。 (ある学芸員さんのお部屋は植物でいっぱい・・・!?) 展覧会HPはこちらです。 そして、三重県総合博物館オープンから5周年とのこと、おめでとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) ![]() ミエゾウ骨格標本のちょうど後ろ側、「ボタニカルデザイン」展入り口の左側のところで、 雪斎の作品に描かれた植物や昆虫を実際の標本で再現する企画が展示されています。 植物や虫の種類が特定できるほどに緻密に描いていて、改めてびっくりw(゚o゚)w 新緑の季節、ぜひ皆様もミュージアムでの植物観察をお楽しみください~ |
桑名市博物館Sです。
先日まで函館ツアーの事をブログ記事に書いていたので、 なんだか冬を引きずっているような気分でもあったのですが、 4月を迎え、暖かい春の訪れを感じる日が増えてきましたね。 各館で春の展覧会がはじまっていて いろいろ行ってみたいところが多くて迷ってしまいますが、 今回はパラミタミュージアムにて開催中のM.C.エッシャー展 -再発見! 版画家としての魅力-を見学してきました! ![]() 無限に登り続ける(見方によっては降り続けている…)《上昇と下降》や、 永久的に流れ落ちる《滝》など、トロンプ・ルイユ(だまし絵)とも呼ばれるエッシャーの作品を ご存知の方も多いのではないでしょうか。 展覧会を通していくつかの発見がありましたのでご紹介します。 驚きポイント① 木版・リトグラフ・メゾチントなどの版画技法で、光と影を巧みに表現しています。 白と黒で表現された世界ですが、 平面作品の中に無限の奥行きがあるようにみえますw(゚o゚)w。 版木もぜひ見てみてください。 ペンや絵筆で書いた作品とはまた違う印象を受けると思います。 驚きポイント② エッシャーのトリック あり得ない3次元空間は、錯視の効果を利用していると知っていて見ても、 やっぱり惑わされてしまいますね~。 驚きポイント③ 独自の空間世界を描いた作品が多いのですが、エッシャーは自身が実際に見た自然風景から着想を得ていたのだそうです。 眼に映る不思議な現象をエッセンスにして、 エッジの効いた面白い作品を表現していたんですね。 作品を通して、 身の回りにある風景世界の面白さにも気づかされました。 作品をじっと見ていると、 不思議な空間に迷い込んでしまいそうな感覚になります。 この機会にエッシャーの奇妙な世界をぜひ冒険してみてください(((o(*゚▽゚*)o))) それから、焼き物の展示ケースには、 森有節の萬古焼が展示されていましたよ〜(*´-`)ノ ピンク色の腥臙脂釉(しょうえんじゆう)の作品は、 はなやかで温かい春の季節に合いますね~。 こちらの方もお見逃しなく! ***展覧会のご案内*** M.C.エッシャー展 -再発見! 版画家としての魅力- 期間:2019年4月5日(金)~ 5月28日(火) 場所:パラミタミュージアム(三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6) 休館日:会期中無休 開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで) 観覧料:一般1,000円(お得な4枚セット3,000円チケットもあります。) 大学生800円・高校生500円・中学生以下無料 詳しくはパラミタミュージアムのHPをチェックしてくださいね+.(*'v`*)+ |
函館ツアー、いよいよ最終日です。
お昼の飛行機で帰る予定でしたので、3日目の午前中に散策をしました。 函館市青函連絡船記念館 摩周丸 ![]() 昭和63年(1988)まで運航していた青函連絡船・摩周丸の内部を見学できます。 函館駅2階には展示スペースもあり、「青函連絡船100年」のパネル展示が行われていました。 操舵室や無線通信室も見学できます~! 摩周丸係留地近くの、朝市の方へもいってみましたよ! カニやイカなどの新鮮な海の幸がたくさん並んでいて、どれも活きが良くておいしそう! 朝ご飯を食べたばかりでしたが、せっかくなのでウニをいただきました! ![]() 甘くておいしかったですよ~! 市場のお店の人と話ができたのも楽しかったです(((o(*゚▽゚*)o))) 2泊3日の滞在中、いろいろなところをまわりましたが、 楽しい時間はあっという間に過ぎ・・・ 函館旅での最後の見学は、空港内の展示スペースです。 函館空港の空港ギャラリー ![]() 函館空港滑走路の場所には縄文時代の遺跡群があったのだそうです。 ![]() 遺跡群の紹介パネルと、出土遺物が展示されています。 ![]() ![]() アイヌ民族の衣装や道具などを展示しています! 函館の玄関口として、街の成り立ちなどもパネルで紹介されていました。 休館で見学できなかったところや、時間の都合でまわりきれなかったところもありましたが、 町中を歩き回って、さまざまな資料館で見聞きした見学をとおして、 函館という街を少し理解する事ができたのかな~と思います。 ツアーの紹介を終えるまで長くかかってしまいましたが、 おつきあいくださいましてありがとうございました+゚。*(*´∀`*)*。゚+ |
桑名市博物館Sです。
先日、レディオキューブFM三重のラジオ番組に出演しました。(o‘∀‘o)*:◦♪ 13:30からの番組「Radio Flapper」のMIEリポートコーナー、 火・金曜日担当の瀬崎さんが博物館の取材に来てくださいました。 打ち合わせ中↓ ![]() 生放送ということで緊張しましたが、 瀬崎さんにいろいろとフォローしていただきながら展覧会のPRをさせていただきました。 ありがとうございます! 中継した場所をブログでも紹介してくださっています。ぜひチェックしてみてください。 瀬崎朝日花のリポートブログ 桑名市博物館での「進みゆく日本画」展はいよいよ今週末の4月7日(日)までです。 |
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