fc2ブログ
松阪市文化財センターの特別展「城・城下町のくらし」は12月1日まで
事務局です。このところ、WGメンバーにお願いして、現状報告を頂き、毎日記事を更新しております。WGと運営委員をかねている、朝日町歴史博物館、松阪市文化財センター、伊勢市教育委員会の皆さんにも原稿を書いて頂いていますが、これは、三博協から出張に行ってもらった全国博物館大会のレポートです。その内、またブログに載せます。なんか、更新は皆さんでまわしていくと割合うまくいきそうです。
 ということで、運営委員のみなさんからは展示のレポートはいただいていないのですが、松阪市文化財センターでは、ちょうど特別展「城・城下町のくらし~その成り立ちにせまる~」をやっているところです。
 レポートを載せたかったものの、12月1 日(日)明日までとのこと。レポートより、展示の現状の記事を書いてもらえばよかった。ああ~。ごめんなさい。加盟館園の皆さんからの投稿もそろそろ受け付けるように、算段いたします。
【松阪市文化財センター特別展案内HP】
特別展HP
スポンサーサイト



[2013/11/30 14:02] | 加盟館園紹介 | page top
多気町郷土資料館「人と文化の通りみち―多気町とその周辺の遺跡―」(12/15)開催中です
【はじめに】
多気町郷土資料館の塩谷さんから、現在開催中の「人と文化の通りみち―多気町とその周辺の遺跡―」の案内と、展示に込められた思いや、展示オープン後の感想なども含めたレポートを頂きました。

【案内】
今回の企画展は三重県埋蔵文化財センターと共催で、多気町周辺の遺跡をご紹介しています。

開館日 10月12日(土)から12月15日(日)  休館日 月曜日 
開館時間 9時00分から16時00分
問い合わせ先 多気町の各資料館または多気町教育委員会教育課
展示説明会 12月1日(日)13時から14時
      申し込みは不要です
【内容】
 多気町では、旧石器時代後期(約3万2千年前)以降の多数の遺跡が見つかっています。このことから、古くから人々の生活が営まれていたことがわかっています。
 縄文時代(約1万3千年前から)には、石製の道具を多用します。その内、鏃(弓矢の矢の先端)などの利器として使われる、サヌカイトと呼ばれる石材は、奈良県と大阪府の境にある二上山で産出し、櫛田川沿いのルート「サヌカイトのみち」を通って、現在の多気町域にもたらされたと考えられています。
 逆に、現在の多気町から全国へもたらされた産物もありました。ご存知のかたも大変多いかと思いますが、それは水銀です。丹生付近では古くから水銀の生産が行われていたことが知られています。この水銀の古い使用例で有名なのが、奈良時代の東大寺大仏の建立です。その後、中世をへて近世、江戸時代に至りますが、多気町は人々の交通の要衝であり続けました。江戸時代には多気町内を通る伊勢本街道・和歌山別街道・熊野街道などの街道も整備され、より一層人や物の行き来は増えたと考えられます。このように、多気町には、人と文化の交流を物語る遺跡や、景観が数多く存在しています。
 今回の展示では、各時代の代表的な遺跡から、発掘調査成果や出土品などを通して、この地域の歴史的な特徴を紹介いたします。展示資料をご覧いただき、旧石器・縄文時代以来の長きにわたり、この地域が「人と文化の通りみち」として、豊かな文化を育んだ地であったことを少しでも実感していただければ幸いです。

【展示の様子】
多気町郷土資料館

【この展示を始めるにあたって 】
今まで、展示の1コーナーとして埋蔵文化財を展示したことはありましたが、考古学資料が主題の企画展を開催したことはありませんでした。今回、県埋蔵文化財センターと共催で企画展を開催でき、長年の宿題をやり遂げたような満足感でいっぱいです。もともと専門分野などないのですが、その時々になぜか「展示して!」と言わんばかりに集まってきてくれる資料をもとに様々なテーマで企画展を行ってきましたが、この分野に関しては今まであまり構想も浮かばず、後まわしになっていたのでした。
今回、初めて来館された考古学ファンと思われる方も多く、今までそういう方々のご要望に添えていなかったのだと強く感じました。 
この後、同埋蔵文化財センターの協力を得て、当町のもう一つの資料館、勢和資料館でもこの企画展を引き続き開催(1月18日~3月15日)することになりました。内容は一部変更になりますが、多気町の古代からの歴史を埋蔵文化財を通してご覧いただける企画展です。

【現在の状況や感想】
 無味乾燥と思っていた発掘調査の成果の一つ、報告書も目的を持って読めば、さまざまなことを教えてくれることがわかりました。今回の共催で学んだことを生かし、この分野にも目を向けてもっと多くのみなさまに御来館いただけるよう努力を積まねばと思うこのごろです。
次回、多気資料館では「測る道具いろいろ ~資料館ではかってみよう~」(1月10日~3月20日)を開催します。この季節はいつも民具の展示をするのですが、これは小学3年生がこの時期に昔の暮らしを学ぶことに合わせたもの。今回は天秤ばかりや米・油をはかった枡など昔の測るための道具を展示します。触って、使える道具も用意します。また、昔はなかったたくさんの計器が作り出され、私達の生活を測っている現代にも目を向けて、測ることの意味を考えてみたいとおもいます。「資料館で時代を測ろう! 」って今思いつきましたが、キャッチコピーにどうでしょうか。

【多気町のHP】
多気町郷土資料館展示HP

【県内の博物館案内より、三重県環境生活部文化振興課HP】
多気町郷土資料館案内
[2013/11/30 13:43] | 加盟館園紹介 | page top
報告の概要:「地域の博物館協会の意義」(9/12)を終えて②
では、報告について、これも軒並みなご報告を。

 まず、トップバッターとして「神仏と博物館」と題して岐阜県博物館協会会長・若宮修古館の若宮多門さんに、神社の神職として博物館をどのように考えているかというお話をしていただきました。

【若宮報告】
若宮会長報告


 次に、「愛知県博物館協会の事例」と題して愛知県博物館協会事務局・名古屋市科学館の鈴木雅夫さんに、愛知県博物館協会活動を全体的に話していただきました。

【鈴木報告】
鈴木さん報告


 そして、最後に「三重県博物館協会40周年記念事業ワーキンググループの活動について」と題して、われらがワーキンググループの皇學館大学研究開発推進センター佐川記念神道博物館の千枝大志さんに、協会の一活動にスポットを当てて報告してもらいました。

【千枝報告】
千枝さん報告

 その後、「地域の博物館協会の意義」と題して座談会を開催いたしまして、短い時間でしたが、会場の皆さんも指名してご意見をいただきつつ議論をすすめました。若宮さんは座談会の中で、岐阜県博物館協会の体制の立て直しについて、財政面を中心にお話を頂きました。

【座談会の様子】
座談会

【会場からの発言】
会場からの発言

 名古屋市博の方から、名古屋でも協会の合同展示をした経験などを中心にお話いただきました。また、三博協からは松月副会長に移動展の思い出を語ってもらいました。
 時間も少なかったので、なかなか皆さん全員発言というわけにはいきませんでしたが、アンケートには皆さんから今後のことも含めて、色々な意見を書いていただきました。
 さてここからが本題です。ここからさらに、何回かにわけて、これらのアンケートのまとめをしていこうとおもいます。座談会で行われた議論、結局のところ、博物館の連携とそのプラットフォームとして県規模の協会がどうあるべきかという話になりました。昨今いろいろなところでいろいろな業種の「連携」がさけばれておりますし、実際連携は必要なのですが、いったい何のために連携するのかが微妙な場合も…。博物館といっても、その実態は巨大な水族館から一部屋規模の小さな民俗資料館までバラバラです。職員も、事務のみの方もおられれば、事務と学芸を兼務されている方、事務主で学芸をする方、学芸主で事務をする方、学芸仲間から羨ましがられるほどほとんど学芸専務の方(なかなかありません)など多種多様です。
 そして、そのキャリアも、現場でたたきあげで蓄積してきた方、大学院まで出て学位までとっちゃったけれどあまり経験のない方、研究書までバンバン出して現場経験もたっぷりという方、某新喜劇でよくあるような「通信教育で空手四段」みたいな状態で今から頑張るという方など色々です。しかし、その中でも地域の方に満足してもらうために、出来るだけ確実な方法を選択して、色々な事例を聞きながら作業をしていくわけです。そして、その職場環境や慣行も各博物館で多種多様です。職員が一人しかいない館でどうやって、技術を高めていくかというのも切実な問題だとおもわれます。そんな中で、微々たる取組ですが協会で研修会などを行うわけです。私も、アルバイトなども含めて3~4館を覗き見しましたが、ピンの打ち方、テープの貼り方ひとつとってしても、それぞれこだわりがあり、各館の蓄積がにじみ出るものになっています。そんな、多種多様…多様性の巣窟のような博物館の、本当の意味での連携というのは、一般に思われるほどは簡単ではなく、なかなか難しいものだと思われます。しかし、各館連携をせねばやっていけないという切迫感をいだいていることは確かでありますので、なんとか考えていかねばというところです。
 ということで、東海三県博物館協会研究交流会の報告を基に、その時のアンケートをまとめつつ、私のコメントをいれてレポートしたいと思います。
[2013/11/29 08:52] | 行事報告 | page top
皇學館大学芸員課程の卒業展示(~11/30)の写真
 千枝さんから続報で、写真が届きました。前回の展示レポートとあわせて見てもらうとよろしいかと思います。さて、皇學館の展示では、11月30日の午後1時~午後4時に学生さんによる展示解説が行われます。初々しい学生さんのお話を聞くのもよいかもしれません。

【一班 「伊勢のも学び~知られざる文化都市」の様子】
文人

【二班 「テルマエ伊勢~伊勢の入浴事情」の様子】
お風呂

■ ■ ■さて、ここからは、三博協事務局による追加解説でございます。■ ■ ■
 この写真でいくと、白衣を着ているのが学生さんです。皇學館大学の学芸員実習は、白衣は必需品で、教員学生ともにこれを着て活動します。
 私自体は今は使いませんが、そういえば院生時代、O市史編纂所でアルバイトをした時、よかったら白衣を使ってといわれたことがありました。また、大学院の時担当の近世史の先生が文書調査の中で、いきなり白衣に着替えたりされてびっくりしたり、といった思い出があります。あと、図書館でも使ったりすることがあったように聞いています。文系で白衣はあまり馴染みがないかもしれませんが、実は時々使用する場合もございます。
 このあたりも含めて、各大学の各学芸員課程ごとに、特色がありますので面白いところです。
 博物館実習については、最近はいろいろマニュアル本が出ております。
  水藤真『博物館を考える〈2〉博物館実習とこれからの博物館』(山川出版社、2001年)
  全国大学博物館学講座協議会西日本部会『博物館実習マニュアル』(芙蓉書房出版、2002年)
なんかを読み比べると、おもしろいですね。というか、これは学生さんにおすすめの事項ですよね。
 このところ、WGの皆さんのおかげで連続して更新というよい記録ができております。事務局は開館準備でバタバタでありますが、なんとかよい記録を今度こそ続けたいと思う今日この頃です。
≪参考≫
神道博物館のHP

卒業展示チラシ
[2013/11/28 08:49] | 加盟館園紹介 | page top
円空さんを見てきました
 事務局のO田です。
 先日、私用で鳥羽市の庫蔵寺へ行く用事がありましたので、その足で志摩市歴史民俗資料館の円空さんの展示を、こっそり見てきました。
 庫蔵寺も絶景のパワースポットといったところで、文化財のお堂が凛とたたずんでおりますので、また皆さんハイキングがてら訪ねるとよろしいですよ。
紅葉の庫蔵寺(観光三重のHP)
 さて、話題を元に戻して、展示室には数名のお客さんがおられ、ワイワイとお話しされていました。昨年度移動展示の時もそうだったのですが、志摩市の企画展は展示室でのコミュニケーションが一つの持ち味かもしれません。さて、内容ですが、一緒に行った人間が、立神と片田の大般若の書き込み絵のタッチの差に、びっくりしておりました。地元の人間だったので、複雑な心境になっていた模様です。私の地元は、円空仏がひっそり置かれている津市の閻魔堂のほど近く。この彫刻は写真パネルで張りだしてありました。「これを比較して楽しまな」と思ったもののどうやら造形の美のセンスが私には…。
 あと、私が気になったのが立神の薬師堂の模型です。伊勢工業の生徒さんがつくりあげて、収めたそうです(10月模型の寄贈が新聞記事になっていました)。学生時代、歴史とは全く関係ないアルバイトで立神の集落を2日間歩き回ったことがあったのですが、その時は何も歴史的な事前勉強をせずにいったので、休憩時間もたくさんあったのに見どころを見ずじまいでした。その時、もう少し考えて行動すればよかったなと反省ひとしおです。特に、薬師堂はいま存在しないので…。 と、休日を過ごしましたが、翌日休みを終えて職場にゆくと、少し前にわが館の人間も数名、円空展へこっそり行った模様。事務のHさんと、展示行ったよという話をし、図録についても話が及び、円空展示の話で盛り上がりかけました(そのネタをこのブログに頂こうと、思った矢先に、別の話で横やりが入り…話が中断…。ああ、このブログ記事のオチをここで考えようと思ったのになにもないぞ…。)ということで、書き込みはこれで終わりです。
 これを書いてしまうと、平等性からして、私は他のワーキングメンバーの館の展示をレポートしなくては…。実は、どの展示も個人的にとても行ってみたい展示ばかり、何とか時間をとって頑張って書いてみたいなと思います。
[2013/11/27 08:21] | 加盟館園紹介 | page top
おそばせながら:「地域の博物館協会の意義」(9/12)を終えて①
 9月12日からだいぶ時間がたってしまいましたが、アンケートもまとまり、結果と東海三県から集まった皆さんの意見も含めて報告できそうですので、ここから連載記事(4回ぐらい?)にしたいと思います。
 まずは、のきなみなご報告から。まず会は、松月副会長(真珠博物館館長)からの挨拶で始まりました。
【副会長挨拶】
開会あいさつ

 そして、ホスト館である三重県立美術館毛利館長(三博協の監事をしていただいています)から、現在の展示の紹介も含めた挨拶がありました。ちょうどその時は、三沢厚彦の「Animals(アニマルズ)」が開催中でした。(かなり時間がたってしまいましたね、現在県美は、12/8まで「歿後20年 中谷泰展」開催中です。)

【会場館挨拶】
ホスト館挨拶

 今回の「地域の博物館協会の意義」というのは、三重県博物館協会の運営委員会や40周年記念展WGで、常々出ていた疑問で、「なんで俺たち集まっているんだろうな」という亀山のKさんの素朴なツブヤキからはじまっています(私の記憶では)。それと40周年記念WGを開始するにあたって、諸先輩方にいろいろとお聞きすると、三重県博物館協会の名物であった「移動博物館」の強烈な印象を皆さん口々に語られました。そして、その内容はというと、「県内いろんなところに博物館の意義を示すことや、県内の博物館職員の仲間づくりには大変意義のある事業だった(まあいろいろ厳しいところもあったけれど・・・)」といったものです。とにかく、皆さん懐かしそうに、ほろ苦い??感じで語られるのでした。
 三博協の移動博物館、あるいは三博協は、業界的にはどの様に位置づくのかとかも知りたくなり、他県の協会のことをネットなどで調べたり、そのあたりをリサーチしている琵琶湖博物館の戸田孝さんをお招きして、みんなであつまって勉強会をひらいたりというところで温めてきたプランでした。
 といいつつ、「地域の博物館協会の役割」というタイトルか、「地域の博物館協会の意義」というタイトルにするかがぼやっとしたままであったのですが、やる以上は大上段に構えたほうがということで、「意義」としてお願いいたしましたが、大上段すぎて岐阜と愛知の事務局の方には大変ご迷惑をおかけしたと少し反省しております。
 では、次回会の内容について振り返ります。(つづく)
[2013/11/26 08:15] | 行事報告 | page top
10/26・27三重しぜん文化祭で展示してきました(藤原岳自然科学館)
藤原岳自然科学館のYさんから「三重しぜん文化祭 inくわな 参加記」を頂きました。

 三重しぜん文化祭は、三重しぜん文化祭実行委員会が主催となり、桑名市・三重県・三重県立博物館が共催、三重県自然環境保全センター・桑名信用金庫が協力、桑名市教育委員会・三重県教育委員会の後援のもと、自然関係の市民団体や博物館・水族館などの団体が集まり、それぞれの活動を紹介するイベントです。
 三重県博物館協会40周年記念展示も、しぜん文化祭のわいわい感を越えるように、努力しないと・・・。40周年記念展示で、自然系博物館は新県立博物館の交流展示室で、水槽での水生植物の展示や実際の植物を行う予定です。 


「三重しぜん文化祭inくわな参加記」

【藤原岳の展示】
藤原岳自然科学館のブース


 「みえ自然文化祭inくわな」が10月26日(土)・27日(日)の両日(といっても26日は台風接近のため中止)、桑名市民会館を会場に開催されました。結局台風は東にそれ、たいした被害はなかったのですが、
肝心のシンポジウムは中止、来場者も600名ほど(関係者による)にとどまりました。

 前日、やっとできあがった展示をたずさえ、「いざ、出陣!」と構えていると、なんと「台風接近のため26日は中止にします」という通知。「しかたない、ま、いいか」と気を取り直して準備に出発。会場の桑名市民会館に着くと小雨交じりの強い風、せっかく作ったパネルを飛ばされては・・と必死で押さえながら楽屋裏から搬入、15分ほどでセット完了!!。実は後でパネルをつり下げていた針金がはずれて大騒動だったが。
 27日の開催当日は天気はよかったがやはり台風の影響か、来場者は少なめ、いつものことながらブース担当者同士の交流が十分にでき楽しい一日だったかも・・。体験や物作りコーナーを設けているブースは子供らでにぎわっていたから、ま、良しとしましょう。

【体験コーナーの様子】
体験コーナー

【藤原岳自然科学館HP】
藤原岳自然科学館のHP
[2013/11/25 08:59] | 加盟館園紹介 | page top
三重テレビ「とってもワクドキ!」11/18
最近書き込みが増えてホッとしています(笑)

11月18日は佐佐木信綱記念館でした!

ISGM学芸員が現在開催中の展覧会の解説をされていました!展覧会のHPはコチラ

信綱は校歌作詞が多いことも知られていますから、母校を懐かしむのも良いかも知れません。12月15日まで。

先日鈴鹿市立図書館に行った際に二階では佐佐木弘綱に関する展示をしていましたので、あわせてみると親子の関係性が見えて面白いのはないでしょうか。


130401#01 本居宣長記念館 松阪市
130408#02 三重県立美術館 津市
130415#03 亀山歴史博物館 亀山市
130422#04 三重県総合博物館(仮) 津市
130429    お休み
130506#05 はにわ館 松阪市
130513#06 真珠博物館 鳥羽市
130520#07 マコンデ美術館 伊勢市
130527    お休み
130603    お休み
130610#08 海の博物館 鳥羽市
130617#09 ルーブル彫刻美術館 津市
130624    お休み
130701#10 大黒屋光太夫記念館 鈴鹿市
130708#11 伊勢現代美術館 南伊勢町
130715#12 松浦武四郎記念館 松阪市
130722    お休み
130729#13 高田本山専修寺宝物館 津市
130805#14 鈴鹿市考古博物館 鈴鹿市
130812#15 伊賀流忍者博物館 伊賀市
130819#16 熊野市紀和鉱山資料館 熊野市
130826    お休み
130902#17 伊勢型紙資料館 鈴鹿市
130909#18 桑名市博物館 桑名市
130916#19 神宮徴古館 伊勢市
130923#20 山田奉行所記念館 伊勢市
130930    お休み
131007#21 斎宮歴史博物館 明和町
131014#22 朝日町歴史博物館 朝日町
131021#23 尾崎咢堂記念館 伊勢市
131104#24 秤乃館 四日市市
131111#25 石水博物館 津市
131118#26 佐々木信綱記念館 鈴鹿市

三重県のミュージアムが紹介される三重テレビの「わくドキ!」をぜひチェックしてみてください~。
[2013/11/22 20:44] | 未分類 | page top
志摩市歴史民俗資料館1周年記念企画展『円空さんと志摩』の近況
 志摩市の崎川館長さんより現在開催中の企画展の近況レポートがありました!!

 志摩市歴史民俗資料館1周年記念の企画展として、『円空さんと志摩』を開催しています。
 
 ※12月1日まで。 月曜と28日が休館日。入館無料

 オープン前から、早くも全国の円空ファンからお問い合わせをいただき、11月1日にオープンしました。
 円空さんが志摩に来たのは延宝2年(1674)、43歳の時だとされています。まず、志摩に来た円空さんは、片田で大般若経を修復します。その時に、大般若経の見返しに58枚の仏絵を描きました。その後、立神に移り130枚の仏画を描きました。このように、円空さんの絵が残っていることはほかの地方にはあまりありません。円空さんは、一般的に仏像彫刻で知られていることは、皆さんもよくご存じの通りです。美濃国(現在の岐阜県)に生まれたといわれ、生涯で12万体の仏像を彫ろうとして、北は蝦夷地(現在の北海道)から、南は大和国奈良吉野(現在の奈良県)にいたるまで、各地を行脚いたしました。特に故郷の美濃や尾張(現在の愛知県)に多くの仏像を残しています。
 特に注目してほしいのが、片田の絵と立神の絵の違いです。描かれている、仏さんの数がどんどん減っていて、立神では、最後に1体になってしまっているんです。ある研究者によると、この志摩での経験が仏像を彫る上でのターニングポイントになっている。彫り方が変わってきて、ある意味、志摩で 技法が完成されたのでは、と言われています。
 志摩に来る前と来た後を見比べるというのは、円空さんの熱心なファンならばきっとする見方です。皆さんも、ここで見た志摩の円空像を目に焼き付け、全国各地に散らばる円空さんの仏像をみるとまた違った見方ができると思いますよ。
【赤川一博さんによるギャラリートークの様子その1】
ギャラリートークの様子2

 今回の様に、円空さんのものを一同に介して展示するのは、志摩では初めてとなります。公開するのは仏像が4体と仏画が16点と、ちょっと数は少ないのですが、間近で見られますので、志摩にもこんなに素晴らしい物があるんだ、と思っていただきたいと思います。
 円空さんの仏さんは『ほほえみの仏さん』と世間で言われている通り、大変癒やされるんです。
 アンケートに
「五知の円空さんを拝見させていただきたいという想いが叶い、大変うれしく思いました。」
「円空さんの絵を初めて観ました。やさしい如来さんに心が癒されました。」
などの感想をいただいています。
 ぜひ、志摩市歴史民俗資料館へ癒しをたずねてお越し下さい。
【赤川一博さんによるギャラリートークの様子 その2】
ギャラリートークの様子1
志摩市歴史民俗資料館HP
[2013/11/21 17:22] | 展覧会案内 | page top
学生による卒業展示開催中(11/1~30)②~会員館園の近況
(承前)

 結局、彼らが出した企画案は、第1班は蔵書・歌壇・画壇などをキーワードとした伊勢の文芸、第2班は禊・銭湯などをキーワードとした伊勢の風呂文化、に関する内容となり、タイトルも紆余曲折した挙げ句、第1班は「伊勢のもの学び~知られざる文化都市~」、第2班は「テルマエ伊勢~伊勢の入浴事情」となりました。
 開催に至るまでの具体的な苦労話は、う~ん筆致尽くし難しといったところでしょうか(苦笑)。あるいは自分一人でやった方が早いかも…なんて思ってしまうことも多々ありますが、学生教育が目的ですので、とまれ、興味ある方は私にでも直接おたずね下さい(笑)。まぁいえることは、教えるってのはたいへんや、ということですかね!ほんと、「倉陵祭」最終日の三日午後にようやく第1班の図録が刊行し、両班の図録が完成された時、本当に半年間の苦労が報われたと思いました。
 ちょっとぼやきめいてきましたが、ともかく、学生プロデュースとはいえ、両班ともになかなか見応えのある出来映えですよ!と宣伝しておきます(照笑)。図録もタダですし…(笑)。(そして、実は明日16日は1班の若干の展示替え、来週月曜には新たな展示品が並べられますので一度見た人も是非もう一度ご来館を!)

このように「卒業展示」の内容は、基本的には実習生の自主性に任せるところが大です。展覧会に必要な資料や情報を有する博物館等の各機関をはじめ、地域住民といった多くの方々の御理解と御協力を得ながら、グループ内の力を結集し「卒業展示」をつくりあげるのです。彼らはその試行錯誤の過程で、チームワークの重要性や地域への理解と愛着等も学んでいくのであり、これらも「卒業展示」の教育的成果といえます。
 ともあれ、実習生の約半年間の汗と涙の結晶である「卒業展示」は、今月30日まで開催していますので是非ご来館下さい!!
【つづく】
≪参考≫
神道博物館のHP

卒業展示チラシ
[2013/11/20 13:05] | 加盟館園紹介 | page top
| ホーム | 次のページ>>