いつもお世話になっております皇學館大学研究開発推進センター佐川記念神道博物館の千枝大志です。ぼちぼちブログみさせてもらっています。
さて、過日三博協WG会議の席上で、事務局の太田さんから、せっかくブログを立ち上げたのに、書き込みする人が少ないので、是非とも皆さん奮って何かブログに書き込みを!! 早速、千枝さんあたり!!どうですか?、と半ば指名されてしまいました…。 と、突然のご指名でしたが、「ちょっと急すぎるので、私が過日、伊勢市役所が発行している市の広報誌『広報いせ』の誌上で連載中の「伊勢まるごと博物館だより」に執筆した原稿「学芸員課程卒業展示」を少しリライトした記事ならば、」と譲歩条件をつけてブログの依頼原稿を承りました。それなので、次からの文章は『広報いせ』の記事(「伊勢まるごと博物館だより⑱」)のリライト版ですが、ご了解下さい(但し、記事は「学芸員課程卒業展示」の開催前の刊行の『広報いせ』向けに執筆したものでしたので、本ブログ向けに開催後の情報等を加筆してます)。 さて、毎年、皇學館大学研究開発推進センター佐川記念神道博物館(施設名長すぎますわ、何とかなりませんかね…)では、「学芸員課程卒業展示」とよばれる博物館学芸員課程4年生が展覧会の企画から運営までの全てに関わり自主企画展を開催する実践的な博物館実習を実施しています。これは「卒業展示(卒展)」の愛称で親しまれ、例年、秋の本学の大学祭「倉陵祭」にあわせて当館第二展示室を会場に開催されます。9年目となる今年は、十一月一日(金)から同月三十日(土)までの会期です。展示内容は伊勢市を中心に県南部に関わるテーマが多いのですが、来館者は、伊勢市在住者が多いため親しみ深く好評です。 ここで「卒業展示」開催までの流れを今年の取り組みに触れつつ簡単にご紹介しましょう。年度初め、新4年生となった実習生は、2グループにわかれ、教員より「卒業展示」実習の開始にあたってのガイダンスを受けます。そこで彼らは、展覧会ができるまでに、多くの業務があり、「卒業展示」も同様の手順を踏んで開催に至ることを知ります。具体的には、資料の調査・研究、展示企画案の策定、開催要項等の実施関連書類の作成、他機関や個人所蔵者等との展示品出陳交渉、各種依頼状等の作成発送、展示構成案の策定、展示品目録やポスター等印刷物の作成、資料の借用・返却業務、各種キャプション等のデザイン、原稿執筆等の展示構成実務等といった作業です。彼らは、最終学年ということで、大学の通常講義をはじめ、卒業論文執筆、各種実習、さらには就職活動といったタイトなスケジュールのなかで「卒業展示」を行うのであり、並大抵の覚悟では実行できません。 故に、自らで展覧会が開催できるという期待感を胸に抱きつつも、不安にかられ途方に暮れた顔をする学生も見られます。 また、実習生は、博物館資料に関する知識や取扱い実習など学芸員としての基本的技術を習得しているものの、大半の学生が、展示経験がなく、荒唐無稽な展示案が出される場合もしばしばです。 そのため、5月から7月まで展示構成案のプレゼンテーションが3回実施され、レジュメに基づき各班長が展示案を発表、それをうけて教員を含め受講学生全体による質疑応答が行われる等、適宜軌道修正が図られます。 特に今年は、式年遷宮の年であるため、それに関するプランが出されるのではないかと思い、教員側は関係資料の収集等、事前に準備を進めていました。 しかし、蓋を開けてみると、御遷宮関連の展示は他館でも多数開催されるだろうからあえてせず、より身近なネタを選びたいという学生らしい強い自立的意見が出され、見事に予想は裏切られました(このため教材として私のポケットマネーで買った遷宮関係資料は…ガーン! が、転んでもタダでは起きない私なので別な形で活用していますが、ここいらの話はまた今度で…(笑))。 【つづく】 ≪参考≫ 神道博物館のHP 卒業展示チラシ |
ご無沙汰しています。
11月4日は四日市市の秤乃館でした! HKRY館長が展示品の紹介をされていました。リポーターの体重を計るなど体験型の番組内容で楽しめましたね。 11月11日は石水博物館でした! RSJ学芸員が手慣れた解説で登場されていました。特別展「川喜田半泥子が見た名品」の内容はコチラ。 私も先日お邪魔してきましたが、多くのお客さんで賑わっていました。さすが名品がそろう展覧会です。 目玉は五島の《破袋》。東近美の《赤不動》も19日から最終日まで6日間の限定公開ですので陶芸に興味のある方はお見逃しなく♪ 130401#01 本居宣長記念館 松阪市 130408#02 三重県立美術館 津市 130415#03 亀山歴史博物館 亀山市 130422#04 三重県総合博物館(仮) 津市 130429 お休み 130506#05 はにわ館 松阪市 130513#06 真珠博物館 鳥羽市 130520#07 マコンデ美術館 伊勢市 130527 お休み 130603 お休み 130610#08 海の博物館 鳥羽市 130617#09 ルーブル彫刻美術館 津市 130624 お休み 130701#10 大黒屋光太夫記念館 鈴鹿市 130708#11 伊勢現代美術館 南伊勢町 130715#12 松浦武四郎記念館 松阪市 130722 お休み 130729#13 高田本山専修寺宝物館 津市 130805#14 鈴鹿市考古博物館 鈴鹿市 130812#15 伊賀流忍者博物館 伊賀市 130819#16 熊野市紀和鉱山資料館 熊野市 130826 お休み 130902#17 伊勢型紙資料館 鈴鹿市 130909#18 桑名市博物館 桑名市 130916#19 神宮徴古館 伊勢市 130923#20 山田奉行所記念館 伊勢市 130930 お休み 131007#21 斎宮歴史博物館 明和町 131014#22 朝日町歴史博物館 朝日町 131021#23 尾崎咢堂記念館 伊勢市 131104#24 秤乃館 四日市市 131111#25 石水博物館 津市 (1)中勢・南勢方面が出やすい (2)2週連続同じ市からは出ない ←#19・20と伊勢市が連続! (3)重複傾向あり (4)水族館さんなどはいわゆるコーナーカテゴリに入っていない可能性がある。 (5)「資料館」は紹介されたことがない。←#16鉱山資料館が初! 三重県のミュージアムが紹介される三重テレビの「わくドキ!」をぜひチェックしてみてください~。 |
尾崎咢堂記念館でした。
担当は学芸員のNSMTさんでした。 憲政マニア界では有名な郵便誤配の出会いのエピソード(※)が紹介されていましたね。 「へぇあんたも尾崎っていうんだ」 ※二番目の奥さんの苗字も「尾崎」で、郵便誤配の謝罪に訪れたことから出会いが始まったという少女マンガのようなエピソードです。ここらへんは憲政の神様ならぬロマンスの神様ですね。 続いて三重県美MUR館長のご登場。中谷泰展のご紹介でした。 しかし今日のMUR館長は安打製造機張本ばりの名言製造機でしたね。 文化とか芸術は決してぜいたく品ではなく、行きていく上で必要かくべからざるもの。(MUR館長) ミュージアムとはアイデンティティの確認をする場所である。(MUR館長) すばらしい意義づけだと思います。 130401#01 本居宣長記念館 松阪市 130408#02 三重県立美術館 津市 130415#03 亀山歴史博物館 亀山市 130422#04 三重県総合博物館(仮) 津市 130429 お休み 130506#05 はにわ館 松阪市 130513#06 真珠博物館 鳥羽市 130520#07 マコンデ美術館 伊勢市 130527 お休み 130603 お休み 130610#08 海の博物館 鳥羽市 130617#09 ルーブル彫刻美術館 津市 130624 お休み 130701#10 大黒屋光太夫記念館 鈴鹿市 130708#11 伊勢現代美術館 南伊勢町 130715#12 松浦武四郎記念館 松阪市 130722 お休み 130729#13 高田本山専修寺宝物館 津市 130805#14 鈴鹿市考古博物館 鈴鹿市 130812#15 伊賀流忍者博物館 伊賀市 130819#16 熊野市紀和鉱山資料館 熊野市 130826 お休み 130902#17 伊勢型紙資料館 鈴鹿市 130909#18 桑名市博物館 桑名市 130916#19 神宮徴古館 伊勢市 130923#20 山田奉行所記念館 伊勢市 130930 お休み 131007#21 斎宮歴史博物館 明和町 131014#22 朝日町歴史博物館 朝日町 131021#23 尾崎咢堂記念館 伊勢市 (1)中勢・南勢方面が出やすい (2)2週連続同じ市からは出ない ←#19・20と伊勢市が連続! (3)重複傾向あり(23回中・津市・伊勢市4回、松阪市・鈴鹿市3回で計14回) (4)水族館さんなどはいわゆるコーナーカテゴリに入っていない可能性がある。 (5)「資料館」は紹介されたことがない。←#16鉱山資料館が初! 三重県のミュージアムが紹介される三重テレビの「わくドキ!」をぜひチェックしてみてください~。 |