●大山玉宝美術館
美しい写真が多く使われており、展示室それぞれにどういったものが展示されているのかよくわかります。アクセス・入館料などもきちんとまとめられています。 ●伊賀流忍者博物館 サイトトップの絵がとてもかっこいいHPです。収蔵資料もPDFで公開されており、「しのび」の筈なのに全面公開…と思わされますが、逆に忍者といえばかつての情報強者ですから、webなど使いこなすのは朝飯前だと考えると納得がいきます。館の日常がわかるコーナーがあればより親近感がわくのではないでしょうか。 ●だんじり会館 「だんじり会館」で検索しますと岸和田の「だんじり会館」の方が上位に来てしまいますね。また、独自HPは発見できませんでした。 ●伊賀上野城 1ページスクロールのHPです。アクセス情報が欲しいのと、各展示の詳細な内容がわかるようになればより利用しやすいと思います。 ●日本サンショウウオセンター ブログあります。面白いです。生物を取り扱っているところのブログは総じて面白いというのは今回のHP旅で得たひとつの真実かもしれません。『イオンはマイナス あなたにプラス。』のコピーも秀逸です。最初「ん?アピタ?」と思ったのは内緒です。写真の容量が大きいのが少し負荷が強い感じがしました。 …しかしキャラクターの名前が「サンちゃん」っていうんですね…。県博は「さんちゃん」…。ふぅ…。 スポンサーサイト
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●鳥羽水族館
さすがに有名水族館だけあって充実しています。特に対外発信力の強さはこれまでで随一でしょう。ツイッター・フェイスブック・ユーストリーム・ユーチューブと大充実。 開館情報の大文字「年中無休」もその決意のほどを示していてすばらしいです。 ●ミキモト真珠島 真珠博物館 海の写真など、とてもデザインがお洒落です。「館長のお話」が事実上のブログのようになっており、真珠に関する詳しいお話をうかがうことが出来ます。アクセス・開館時間・海女の実演時間などもわかりやすく掲示されており、実施に伺う際にはとても参考になりそうです。 ●海の博物館 とても充実しています。特にツイッター。「いとこの結婚式」をつぶやくあたりに親近感がわきますね。ついつい「おめでとう」と返してしまいたくなります。行政のツイッターではまず出来ないことです。 HP内部としては、たとえば特別展の紹介コーナー写真の縦位置と横位置を工夫するだけでもっと見やすくPR出来ると思います。 ●志摩市歴史民俗資料館 志摩市HP内の中にあります。最低限の情報は掲載されています。なおフェイスブックも持たれているようです。 アクセスをもう少しわかりやすくしてもらえればありがたいですね。 ●志摩マリンランド 「カンパチに寿」で話題になった志摩マリンランドさんです。トピックスやニュースの更新に期待したいです。 |
タイトルはNHK森田美由紀アナウンサーのイメージで読んでみてください。
●せんぐう館 いざゆかん、お伊勢参り 外宮前のにぎわいに大きな役割を果たしているせんぐう館の展覧会です。平日のお昼にお邪魔しましたがたくさんのお客さんで賑わっていました。噂に聞くところによると1日1,000人ペース。土日ですと3,000人にも及ぶ日があるみたいです。 1日6回の解説も大好評で、やはりキャプションを読むだけよりかは双方向の情報の方が好まれるでしょうし、1時間に1回であれば館をゆっくり見ている間に解説の時間に該当するのも狙いどおりではないでしょうか。そうした中でリピーターをひきつけるにはやはり企画展の情報発信力もあなどれません。 今回はお伊勢参りに焦点をあてた展覧会です。スペースに制限がある以上、ひとつのテーマに絞る必要がありますが、理解を深めるという点では常設展を見た後で集中して見られる資料数だと思います。個人的には《伊勢参宮膝栗毛道中寿語録》は興味深い資料です。 4月22日まで。 ●海の博物館 大漁にわいた漁村~熊野灘のマグロ漁・ブリ漁の記録 大漁記念碑や供養塔など、「大漁」をキーワードに丹念に地元の歴史を文献・史跡などを拾うことで紹介している海博さんらしいとても真面目な展覧会です。それにしてもすさまじいぐらいの大漁のニュースは、まったく部外者の私でもテンションがあがります。地域の紐帯に成り得る事象なのも納得です。 3月24日に『大漁記念碑と海の博物館を巡るツアー』があります。 展覧会は3月31日まで。 |
●金剛證寺宝物館
公式サイト確認できず。 ●二見シーパラダイス さすがに水族館系はウェブが充実しています。動物たちの写真を見るだけでもほっこりしますね。 特にブログ「飼育係の落書帳」は秀逸です。写真にセリフを張り込むだけで、これだけ動物たちを身近に感じられるとは正直驚きました。またよくネタも繰られています。 ●マコンデ美術館 アクセス・企画展の情報などはしっかりと掲載されています。またアートギャラリーではあまり私たちになじみのないアフリカ芸術をわかりやすく解説してくれていて、来館前の事前予習に最適の情報が提供されています。 ●伊勢現代美術館 デザインがとてもオシャレでセンスを感じさせます。白を基調とした透明感のあるデザインです。 企画展などの情報はほぼブログでフォローされています。ブログも頻繁に更新されていて、館の活動内容がとてもよくわかります。 ●愛洲の館 南伊勢町のHP内で紹介されています。公共交通機関でのアクセスなどがフォローされていないのが残念です。 |
●伊勢市立伊勢古市参宮街道資料館
伊勢市のHP内にあります。開館時間など、最低限の情報は掲載されています。 ●尾崎咢堂記念館 きちんと企画展の案内が出ています。ただし内容的には館長さんのブログや、運営主体のNPO法人・咢堂香風の方が詳しいですが、更新が停滞気味なのが少し残念です。 ●山田奉行所記念館 山田奉行所の紹介が別ページで作成されており、全体像をつかむことが出来ます。企画展の紹介もされています。 ●神宮徴古館・農業館 神宮美術館 せんぐう館 さすがに充実しています。ブログなども実装され、積極的な広報展開がなされています。開館カレンダーがないのが少々意外でした。 ●皇學館大学佐川記念神道博物館 必要な情報はきっちり掲載されています。「用語解説」「出版物リスト」などリンクが切れている部分も少しずつ充実させていただけると大変ありがたいです。 |
最近お邪魔した展覧会の簡単なご紹介です。ぜひお立ち寄り下さい!
●パラミタミュージアム ウォルト・ディズニー展 ・子ども連れていきました。お子さま連れには映像もたくさんあるので楽しめます。 ・ディズニー、汽車好きです。ものすご楽しそうに汽車乗ってました。 3月31日まで。 ●石水博物館 科研費調査報告展 伊勢商人の文芸活動 ・館内が暗いのでキャプションが見づらいということで手許で見られるファイルを配布する工夫。親切。 ・話題の写楽の扇子も展示中です。 4月7日まで。 ●三重県立美術館 三重県立美術館 開館30周年 コレクションの全貌展 ・館蔵品展。年輪のデザインで「30年ぶん。」というコピー。「分」をひらがなにしたのがお洒落で可愛いです。 ・年代を基準にしているので、日本画と洋画、それに彫刻が並ぶ空間は新鮮ですよ。私の推しメン「聖ロクス」出ております。 ・佐伯の隣にヴラマンク。「このアカデミックめ!」( ゚д゚) 3月24日まで。 ●澄懐堂美術館 旅と友情 ・新しくHPが立ち上がりました。すごくお洒落なHPに仕上がっていますのでぜひご覧ください。 ・素敵なタイトルです。旅というと「失恋」の印象が強いように思いますが(♪センチメンタルジャーニー)、大切な師匠に会いに行く旅もあります。四方田犬彦の『先生と私』が頭に浮かびました。 ・私の一推しは「宋ラク」という方の書。私のような素人が見ても「素敵な字だなぁ」と思える一幅です。お忙しいところご解説いただいた井後学芸員、ありがとうございました。 6月9日まで。 ●四日市市立博物館 特別陳列 収蔵品展 ・ギャラリーでやっている収蔵品展です。増山雪斎の絵に息子の雪園の賛があるのは珍しいですね。雪斎は県美にも出陳されています。 ・キャプションにはそれぞれリード(見出し)がついています。これが面白い。例えば醍醐の花見を描いた伊藤小坡の作品には「視線の先は桜か太閤か」。洒落てます。 4月7日まで ●桑名市博物館 春の企画展 宴のあと ・伊藤鷺城は小坡の夫なのですが、これほどの大幅は珍しいです。田渕俊夫の作品も静謐な夜を描いていて見事です。 ・おなじみ子どもチャレンジシート、史上最強難度を誇る難しさです。常連さんでもギブアップ続出。全盛期のヴォルク=ハンのようです。 ・ちなみに当館大塚館長の引退興行になります。ご来館お待ちしております。 4月7日まで。 ※展覧会情報は必ず主催者発表のものでご確認下さい。 |
三重県博物館協会の加盟館園を紹介していく加盟館園ツアーズの第1弾は志摩市歴史民俗資料館さんです。
今回は車でお邪魔しましたが、志摩磯部駅から徒歩15分。ただし直前は坂道なので歩かれる方は注意が必要です。図書館などとの複合施設で、2005年に竣工した建物内にあります。ただしあまり建物内に高さがなく、大きい資料類の展示に困る点などがあるそうです。 ![]() ご案内いただいたのは学芸員の橋本さん(皇學館高-皇學館大)。地元志摩市のご出身で、旧磯部町の頃から文化財行政に携わっていらっしゃいました。 ![]() 志摩市は5町(浜島町、大王町、志摩町、阿児町、磯部町)が平成16年に合併して誕生した市ですので、各地域の特色をうまく紹介していくのがひとつの課題となります。 ![]() 取材した際は三重県立博物館の「三重のくらしの古写真パネル展」が開催されていました。こうした企画展を年2回ほど予定しています。 ![]() 現在力を入れてらっしゃるのが「津波」に関する古文書や聞き取りの蓄積です。またこれらは子どもたちへの地域学習を通じて還元されています。地震の活発化が予測される昨今、歴史学が地域に対してどのような貢献を行うことが出来るのか、というひとつの回答を得られたように思います。 ※館内の撮影は許可を得て行っております。 |
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