こんにちは。三重県博物館協会です。
2月開始&終了の展覧会と、開催中の展覧会を集めました。 (そうは言っても記憶漏れがあるかもしれないです、ごめんなさい。) 今月も是非三重にお越しくださいね。 ☆2月開始の展覧会 四日市市文化会館「古萬古展」2/2-3/17 パラミタミュージアム「エロール・ル・カイン」2/23-3/31 石水博物館「描かれた物語」2/8-4/7 松阪市文化財センター「船形埴輪」2/9-3/17 斎宮歴史博物館「館蔵品展」2/23-3/24 神宮徴古館「神宮美術館の源流」2/1-4/2 紀北町東長島公民館「たんけん!はっけん!紀北町」2/23・2/24 ※三重県総合博物館による移動展示 ☆2月終了の展覧会 桑名市博物館「うたう春、ものかたる秋 ―定信とめぐる文学―」1/12-2/10 朝日町歴史博物館「鈴木のりたけ原画展」1/19-2/17 四日市市立博物館「昭和のくらし昭和のまちかど」1/2-2/27 パラミタミュージアム「ルーヴル美術館の銅版画展」1/18-2/19 三重県総合博物館「くらしの道具~いま・むかし~ 特集“三重の伝統産業”」12/15-2/17 松阪市立歴史民俗資料館「松坂城1588-2018」11/3-2/17 斎宮歴史博物館「松阪・紀勢界隈まちかど博物館企画展『節』」1/26-2/11 伊勢古市参宮街道資料館「神都画人・中村左洲展」1/8-2/10 海の博物館「神島~つながり、つむぐ、海村のくらし」12/1-2/17 ☆開催中の展覧会 ※1月版と重複する展覧会は省略しました。1月版も併せてご覧ください。 亀山市歴史博物館「昔の道具」1/26-3/10 大黒屋光太夫記念館「光太夫の書いたロシア文字」1/5-3/17 松浦武四郎記念館「武四郎の謎」1/16-3/17 三重県伊賀庁舎「おかえり!ミエゾウ」1/24-3/11 ※三重県総合博物館による出前展示 多気郷土資料館「昔の農具と米作り2」1/10-3/17 |
こんにちは。三重県博物館協会です。
1月から始まる展覧会と、開催中の展覧会を集めました。 (先月同様記憶漏れがあるかもしれないです、ごめんなさい。) 今月も是非三重にお越しくださいね。 ☆1月開始の展覧会☆ 桑名市博物館「うたう春、ものかたる秋 ―定信とめぐる文学―」1/12-2/10 朝日町歴史博物館「鈴木のりたけ原画展」1/19-2/17 四日市市立博物館「昭和のくらし 昭和のまちかど」1/2-2/27 パラミタミュージアム「ルーヴル美術館の銅版画展 カルコグラフィーコレクション」1/18-2/19 鈴鹿市考古博物館「伊勢国分寺のすべて」1/26-3/3 三重県立美術館「パラランドスケープ “風景”をめぐる想像力の現在」1/4-3/24 斎宮歴史博物館「謹賀新年!亥が行列する銅鐸!!」1/4-3/3 「松阪・紀勢界隈まちかど博物館企画展 節」1/26-2/11 ☆開催中の展覧会☆ 三重県総合博物館「くらしの道具~いま・むかし~ 特集“三重の伝統産業”」2/17まで 三重県立美術館「柳原義達―ブロンズ彫刻と原型」3/24まで 石水博物館「若き日の川喜田半泥子―陶芸を始めるまで―」2/3まで 松阪市立歴史民俗資料館「松坂城1588-2018~天下人も認めた武将 氏郷の城~」2/17まで 本居宣長記念館「君のめぐみ―宣長と和歌山」3/3まで 神宮徴古館「伊勢の神道と学問 -林崎文庫-」7/10まで 「我が国の天然繊維─絹─」9/24まで 「神宮美術館の名品」1/28まで マコンデ美術館「マコンデ彫刻の愛と性」4/29まで 伊勢現代美術館「稲垣考二展」3/3まで 「住谷正巳展」1/28まで 海の博物館「貝の華~志摩に伝わる伝統の技」1/27まで 「神島~つながり、つむぐ、海村のくらし」2/17まで 志摩市歴史民俗資料館「絵図と道中記でたどる 志摩への旅」1/30まで 「没200年記念 伊能忠敬展」1/30まで 志摩マリンランド「イノシシの名がつく魚たち」1/31まで ・・・・・・・・・・ 本当はもっと早くに情報をお届けしたかったのですが、正月が明けてすぐに風邪を引いてしまいゲホゲホしている間に1月も半月が過ぎていました。時間の流れとは恐ろしいものですね。 風邪やインフルエンザが流行っている時期です。 皆様も体調には気を付けて、楽しいミュージアムライフを! |
昨日は、協会関係の書類を渡す用事と、ちょうど武四郎に関心を持っている知り合いが東北からきていたので、松浦武四郎記念館へ行きました。ちょうど、学芸員の山本さんもちょうど出勤で、展示もやっぱりきて良かったという充実した内容でございました。ちなみに当ブログで既に紹介しておりますが、山本さんは、こんど武四郎のことをみえミュージアムセミナーでお話しされます。
ぱっと目を引くのが、幕末から明治期に活躍した天才画家・河鍋暁斎が松浦武四郎の最期の姿を描いた「武四郎涅槃図」。もとからご所蔵のものですが、さすがに圧巻です。そして、東京の静嘉堂に残されていたことが判明した、武四郎愛蔵のコレクション(暁斎の絵の中に描かれた品)の数々が涅槃図を取り囲みます。まさに、涅槃図が立体になって飛び出てきたかのよう。静嘉堂所蔵の武四郎コレクションが、特別に出陳されているのも必見です。ばらばらに散っていた、武四郎愛蔵の品が、時空を超えて今、松阪市小野江に集まっているということにも感動でした。 また、その中に武四郎の写真に写っている首飾りがありました。写真は白黒なのでさっぱりしたモノかと思いきや、かなりカラフルです。とはいえ、「武四郎涅槃図」にもカラフルに描かれているので、もともとカラフルなことはご研究されている皆さんはわかっていたのですね(不勉強ですみません)。 イベントなども含めて詳細はHPでご確認下さい。 武四郎の古物収集について、山本さんからは初期の文化材保存の話もからめたお話がありました。武四郎の好古、世古格太郎の文化財保存への関与、「博物館」という言葉を比較的早く使用した市川清流と、日本の博物史・博物館史を三重県の人物中心でかたるということも出来なくもなさそうです。 さてさて、書類というのは、日本博物館協会の大会に関してです。山本さんには分科会の司会をしていただきますので。分科会のことについてもリサーチしたことを書き込んでいきたいですね。それと、日博協の全国大会の調整で、県内の館園の皆さんにいろいろご足労いただいていることから、当ブログのもとであるWGについて、展示後の反省会が開けずといった状態でした。これについてもなんとかせねばというところです。ブログを見ている、WG構成員の皆さま、折を見て動き始めますので、またなにとぞ宜しくお願い申し上げます。 |
久しぶりの事務局からの書き込みです。
本日、桑名市博さんのご協力もあり、三重県博物館協会40周年記念展の撤収作業が完了いたしました。 みえむオープンの準備と前面での混雑の整理、三博協の補助金の申請と調整、三博協記念展の実行、三博協の体制移行、全国博物館大会の調整などふくめぶっ通しだった仕事も本日から、少しはおちつきそうです。また、最近本ブログへの書き込みも、容易なネット環境にやっともどりました。とはいえ、みえむの次の展示「開館記念企画展第3弾 でかいぞ ミエゾウ!~化石が語る巨大ゾウの世界~」の設営に、昨日私がそのままなだれこんでしまい、本日は全国博物館大会の事前調整で外回りをしていましたので、お礼かたがた記入することもできず、失礼いたしました。 まずは、来ていただいた来場者の方、協会加盟館の皆様にお礼申し上げます。 とはいえ、担当者としましては、今回の展示は、特にここからが本番だと考えております。昭和53年から約20年間県内全域を駆け巡った、全国的にも珍しいとりくみである三博協の移動展示、そして今回の合同展示について、その長所・短所について、反省しつつまとめ上げていく作業が必要になってまいります。 2年前にこのワーキングでは、滋賀県の事例を聞くべく、講師をお招きしWGで研究会を催しましたが、今回の展示の結果を皆さんが分析できるように、当館で集めましたデータを集計する必要があります。まずは、その作業を事務局でおこなうように準備している次第です。 また、今回の展示では、各館の個性あふれる展示技術がそれぞれのゾーンでさく裂していました。そして、展示会場では、日ごろ見ない他館の展示設営の状況をそれぞれ見ることとなり、いろいろな会話が生まれていました。私も浅い経験ですが、いろいろな資料を扱う施設で、これまで仕事をしたり、様子を見てきましたが、各施設、それぞれ独自のこだわりや技術をもっておられます。これをまじかで相互に見ることができる機会というのはそうそうございません。博物館に深いかかわりのある人なら、ご存じのとおりですが、「博物館・美術館・資料館・水族館」といってもその中身は各館でかなり異なっております。これをお互いにのぞき見れたはとても得難い機会だったのではないかと思います。 こんな意外な機会を生み出したという点や、逆にもっとこうすれば事務局や各参加館は楽だったのに・・・といったアイデアや指摘なども集積していく必要があろうかと思われます。 また、今回県内博物館のあゆみや三博協の移動展についてパネルとしてデータを集めましたので、それらを増補するような情報を、本ブログで掲載していければと考えております。 とにもかくにも、皆様ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願い申し上げます。 |
志摩市の崎川館長さんより現在開催中の企画展の近況レポートがありました!!
志摩市歴史民俗資料館1周年記念の企画展として、『円空さんと志摩』を開催しています。 ※12月1日まで。 月曜と28日が休館日。入館無料 オープン前から、早くも全国の円空ファンからお問い合わせをいただき、11月1日にオープンしました。 円空さんが志摩に来たのは延宝2年(1674)、43歳の時だとされています。まず、志摩に来た円空さんは、片田で大般若経を修復します。その時に、大般若経の見返しに58枚の仏絵を描きました。その後、立神に移り130枚の仏画を描きました。このように、円空さんの絵が残っていることはほかの地方にはあまりありません。円空さんは、一般的に仏像彫刻で知られていることは、皆さんもよくご存じの通りです。美濃国(現在の岐阜県)に生まれたといわれ、生涯で12万体の仏像を彫ろうとして、北は蝦夷地(現在の北海道)から、南は大和国奈良吉野(現在の奈良県)にいたるまで、各地を行脚いたしました。特に故郷の美濃や尾張(現在の愛知県)に多くの仏像を残しています。 特に注目してほしいのが、片田の絵と立神の絵の違いです。描かれている、仏さんの数がどんどん減っていて、立神では、最後に1体になってしまっているんです。ある研究者によると、この志摩での経験が仏像を彫る上でのターニングポイントになっている。彫り方が変わってきて、ある意味、志摩で 技法が完成されたのでは、と言われています。 志摩に来る前と来た後を見比べるというのは、円空さんの熱心なファンならばきっとする見方です。皆さんも、ここで見た志摩の円空像を目に焼き付け、全国各地に散らばる円空さんの仏像をみるとまた違った見方ができると思いますよ。 【赤川一博さんによるギャラリートークの様子その1】 ![]() 今回の様に、円空さんのものを一同に介して展示するのは、志摩では初めてとなります。公開するのは仏像が4体と仏画が16点と、ちょっと数は少ないのですが、間近で見られますので、志摩にもこんなに素晴らしい物があるんだ、と思っていただきたいと思います。 円空さんの仏さんは『ほほえみの仏さん』と世間で言われている通り、大変癒やされるんです。 アンケートに 「五知の円空さんを拝見させていただきたいという想いが叶い、大変うれしく思いました。」 「円空さんの絵を初めて観ました。やさしい如来さんに心が癒されました。」 などの感想をいただいています。 ぜひ、志摩市歴史民俗資料館へ癒しをたずねてお越し下さい。 【赤川一博さんによるギャラリートークの様子 その2】 ![]() 【志摩市歴史民俗資料館HP】 |