こんにちは。
川越町生涯学習課郷土資料館の鷹羽です。 このたびFM三重の「Weekend Cafe」に 出演させていただくことになりました。 テーマは「川越町の歴史・文化」です。 川越町指定文化財の祭りや川越にとって大きな転換点となった 伊勢湾台風、その他川越の歴史など、話題はさまざまです。 知っていそうで知らない川越町の歴史や文化について、 この機会に興味を持っていただけたら嬉しいです。 放送日は12月7日(土) 午前11:00~11:25 です。 ぜひお聞きください。 川越町郷土資料館では、平日の見学受付を随時行っております。 詳しくは川越町教育委員会生涯学習課(℡059-366-7140)まで お問い合わせください。 ☆FM三重「Weekend Cafe」番組HP☆ ☆ゲンキ3.net 「Weekend Cafe」☆ ☆川越町HP☆ |
前運営委員の亀山市歴史博物館小林さんより。現在開催中の企画展の紹介文を頂きました。
【企画展の紹介】 亀山市歴史博物館第21回企画展「亀山藩の武芸」は12月8日(日)までです。御見逃しなく! 亀山市には、三重県の無形文化財に指定されています「亀山藩御流儀心形刀流武芸形」という武芸が、心形刀流保存赤心会によって保存継承されています。 今回の企画展は、亀山市市民協働事業によって、心形刀流保存赤心会との協働による展示です。また、初めて岡田文化財団よりの助成も受けました。 【講座の様子】 ![]() 【講座後の展示見学】 ![]() 関連イベントも二本立て。注目のまとだったのが11/24(日)に亀山演武場で演武を見学する「亀山藩御流儀心形刀流武芸形演武見学会」でした。道場という場所柄、定員30名限定ということもあって、申込開始後一週間足らずであっという間に定員一杯になりました。それでも、御家族で、或いはグループで、また一人でといろんなかたちで御客様が参加されました。 【演武見学会当日の様子】 演武見学会当日の様子 【亀山市歴史博物館のHP】 亀山市歴史博物館のHP |
事務局です。このところ、WGメンバーにお願いして、現状報告を頂き、毎日記事を更新しております。WGと運営委員をかねている、朝日町歴史博物館、松阪市文化財センター、伊勢市教育委員会の皆さんにも原稿を書いて頂いていますが、これは、三博協から出張に行ってもらった全国博物館大会のレポートです。その内、またブログに載せます。なんか、更新は皆さんでまわしていくと割合うまくいきそうです。
ということで、運営委員のみなさんからは展示のレポートはいただいていないのですが、松阪市文化財センターでは、ちょうど特別展「城・城下町のくらし~その成り立ちにせまる~」をやっているところです。 レポートを載せたかったものの、12月1 日(日)明日までとのこと。レポートより、展示の現状の記事を書いてもらえばよかった。ああ~。ごめんなさい。加盟館園の皆さんからの投稿もそろそろ受け付けるように、算段いたします。 【松阪市文化財センター特別展案内HP】 特別展HP |
【はじめに】
多気町郷土資料館の塩谷さんから、現在開催中の「人と文化の通りみち―多気町とその周辺の遺跡―」の案内と、展示に込められた思いや、展示オープン後の感想なども含めたレポートを頂きました。 【案内】 今回の企画展は三重県埋蔵文化財センターと共催で、多気町周辺の遺跡をご紹介しています。 開館日 10月12日(土)から12月15日(日) 休館日 月曜日 開館時間 9時00分から16時00分 問い合わせ先 多気町の各資料館または多気町教育委員会教育課 展示説明会 12月1日(日)13時から14時 申し込みは不要です 【内容】 多気町では、旧石器時代後期(約3万2千年前)以降の多数の遺跡が見つかっています。このことから、古くから人々の生活が営まれていたことがわかっています。 縄文時代(約1万3千年前から)には、石製の道具を多用します。その内、鏃(弓矢の矢の先端)などの利器として使われる、サヌカイトと呼ばれる石材は、奈良県と大阪府の境にある二上山で産出し、櫛田川沿いのルート「サヌカイトのみち」を通って、現在の多気町域にもたらされたと考えられています。 逆に、現在の多気町から全国へもたらされた産物もありました。ご存知のかたも大変多いかと思いますが、それは水銀です。丹生付近では古くから水銀の生産が行われていたことが知られています。この水銀の古い使用例で有名なのが、奈良時代の東大寺大仏の建立です。その後、中世をへて近世、江戸時代に至りますが、多気町は人々の交通の要衝であり続けました。江戸時代には多気町内を通る伊勢本街道・和歌山別街道・熊野街道などの街道も整備され、より一層人や物の行き来は増えたと考えられます。このように、多気町には、人と文化の交流を物語る遺跡や、景観が数多く存在しています。 今回の展示では、各時代の代表的な遺跡から、発掘調査成果や出土品などを通して、この地域の歴史的な特徴を紹介いたします。展示資料をご覧いただき、旧石器・縄文時代以来の長きにわたり、この地域が「人と文化の通りみち」として、豊かな文化を育んだ地であったことを少しでも実感していただければ幸いです。 【展示の様子】 ![]() 【この展示を始めるにあたって 】 今まで、展示の1コーナーとして埋蔵文化財を展示したことはありましたが、考古学資料が主題の企画展を開催したことはありませんでした。今回、県埋蔵文化財センターと共催で企画展を開催でき、長年の宿題をやり遂げたような満足感でいっぱいです。もともと専門分野などないのですが、その時々になぜか「展示して!」と言わんばかりに集まってきてくれる資料をもとに様々なテーマで企画展を行ってきましたが、この分野に関しては今まであまり構想も浮かばず、後まわしになっていたのでした。 今回、初めて来館された考古学ファンと思われる方も多く、今までそういう方々のご要望に添えていなかったのだと強く感じました。 この後、同埋蔵文化財センターの協力を得て、当町のもう一つの資料館、勢和資料館でもこの企画展を引き続き開催(1月18日~3月15日)することになりました。内容は一部変更になりますが、多気町の古代からの歴史を埋蔵文化財を通してご覧いただける企画展です。 【現在の状況や感想】 無味乾燥と思っていた発掘調査の成果の一つ、報告書も目的を持って読めば、さまざまなことを教えてくれることがわかりました。今回の共催で学んだことを生かし、この分野にも目を向けてもっと多くのみなさまに御来館いただけるよう努力を積まねばと思うこのごろです。 次回、多気資料館では「測る道具いろいろ ~資料館ではかってみよう~」(1月10日~3月20日)を開催します。この季節はいつも民具の展示をするのですが、これは小学3年生がこの時期に昔の暮らしを学ぶことに合わせたもの。今回は天秤ばかりや米・油をはかった枡など昔の測るための道具を展示します。触って、使える道具も用意します。また、昔はなかったたくさんの計器が作り出され、私達の生活を測っている現代にも目を向けて、測ることの意味を考えてみたいとおもいます。「資料館で時代を測ろう! 」って今思いつきましたが、キャッチコピーにどうでしょうか。 【多気町のHP】 多気町郷土資料館展示HP 【県内の博物館案内より、三重県環境生活部文化振興課HP】 多気町郷土資料館案内 |
千枝さんから続報で、写真が届きました。前回の展示レポートとあわせて見てもらうとよろしいかと思います。さて、皇學館の展示では、11月30日の午後1時~午後4時に学生さんによる展示解説が行われます。初々しい学生さんのお話を聞くのもよいかもしれません。
【一班 「伊勢のも学び~知られざる文化都市」の様子】 ![]() 【二班 「テルマエ伊勢~伊勢の入浴事情」の様子】 ![]() ■ ■ ■さて、ここからは、三博協事務局による追加解説でございます。■ ■ ■ この写真でいくと、白衣を着ているのが学生さんです。皇學館大学の学芸員実習は、白衣は必需品で、教員学生ともにこれを着て活動します。 私自体は今は使いませんが、そういえば院生時代、O市史編纂所でアルバイトをした時、よかったら白衣を使ってといわれたことがありました。また、大学院の時担当の近世史の先生が文書調査の中で、いきなり白衣に着替えたりされてびっくりしたり、といった思い出があります。あと、図書館でも使ったりすることがあったように聞いています。文系で白衣はあまり馴染みがないかもしれませんが、実は時々使用する場合もございます。 このあたりも含めて、各大学の各学芸員課程ごとに、特色がありますので面白いところです。 博物館実習については、最近はいろいろマニュアル本が出ております。 水藤真『博物館を考える〈2〉博物館実習とこれからの博物館』(山川出版社、2001年) 全国大学博物館学講座協議会西日本部会『博物館実習マニュアル』(芙蓉書房出版、2002年) なんかを読み比べると、おもしろいですね。というか、これは学生さんにおすすめの事項ですよね。 このところ、WGの皆さんのおかげで連続して更新というよい記録ができております。事務局は開館準備でバタバタでありますが、なんとかよい記録を今度こそ続けたいと思う今日この頃です。 ≪参考≫ 神道博物館のHP 卒業展示チラシ |