FC2ブログ
近藤喜文展@三重県総合博物館
桑名市博物館S.A.です。
突然ですが、みなさま好きなアニメーションはありますか?

アニメをみて泣いたり笑ったり、登場人物のセリフを真似してみたりしたなぁとか…、
心に残っている作品はいろいろと思い浮かびますが、

私は90年代にジブリやディズニーの映画作品を夢中になって見ていたこともあり
ジブリだと「平成狸合戦ぽんぽこ」が好きです+゚。*(*´∀`*)*。゚+


さて、現在三重県総合博物館では「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」を開催中です。
IMG_0902.jpg

本展は、高畑勲・宮崎駿両監督とともに数々の作品を生み出した
近藤喜文さんを紹介する展覧会です。
「火垂るの墓」や「魔女の宅急便」、「耳をすませば」などのセル画以外にも、
近藤さんの個人の初期のスケッチ画やコラムの挿絵原画なども展示しています。

登場人物の設定画も展示されていましたが、
近藤さんは子どもたちの日常風景、またそのしぐさや表情を細かくとらえていて、
紙の上のキャラクターたちは今にも動き出しそうなくらいでした。
近藤さん自身が日々どのような風景に目をとめていたのか、
鉛筆書きのスケッチから伝わってくるようです。

全国を巡回した「近藤喜文展」は、三重県総合博物館の会場でフィナーレを迎えます。
みなさまどうぞお見逃しなく。

IMG_0909.jpg




【おまけ】
博物館入り口のガラス面などには、
「耳をすませば」に登場する猫の“ムーン”のシルエットがありました!
IMG_0910.jpg
展示室方向まで連れて行ってくれるのかな・・・?
ぜひ見つけてみてください~.゚+.(・∀・)゚+.


***********
この男がジブリを支えた。近藤喜文展
会期:2019年7月6日(土)~9月16日(月・祝)
場所:三重県総合博物館
三重県総合博物館HPはこちらです。
スポンサーサイト



[2019/08/05 21:51] | 未分類 | page top
ビジツカンの道具 第2回 「カメラ」─マニアが多い道具です─
02_第2回図版

美術館での内部合意も得ずに始まってしまったこのコラム。第2回は「カメラ」です。我々学芸員にとって、カメラは欠かすことのできない道具です。その作品がどんな図様で、どんな形をしていて、どんな場所にあって、どんなキズがあるのか。

我々は「調査」という作業の中でそういったことを記録していきますが、文章で何やかんやと書くよりは、写真で撮影したほうがわかりやすいですし、合理的です。時折、学芸員実習などで携帯電話のカメラで作品をカジュアルに撮影しようとする学生さんがおられますが、これはアウト。この業界から静かに抹殺されてしまう恐れもありますので、学生さんに対してはなるだけ一眼レフなどのちゃんとしたカメラを使用するよう、映画「フルメタル・ジャケット」のハートマン軍曹の如くフレンドリーに指導するようにしております。

ただ困るのはカメラの重さ。遠方への出張などに大きく重い一眼レフを持っていくのはやはり骨が折れます。平日の昼間、スーツ姿に重たそうな出張カバンと大きなカメラバッグを持った方が美術館にいるとすれば、その人は学芸員である可能性が極めて高いです。もっとも、近年は小型でしかも接写ができる(これが重要です)コンパクトデジカメも出ておりますので、割と楽になりつつあるのですが。全国の学芸員さんたちは、日々「K格.com」などのウェブサイトを閲覧しながら、コンパクトで、接写ができて、写りがよく、買っても奥様に叱られない程度に安いカメラを調査していることでしょう。

以上のような理由のせいかどうかは知りませんが、この業界にはカメラ好きの方が多くいらっしゃるように思います。かく言う私も、実はカメラが好きでして、それで殴れば確実に流血沙汰となるであろう重く古いフィルムカメラで、「動くな!」と命じながら子供の写真を撮影するものですから、妻からは嫌な顔をされています。子供が同じ顔をする日も、そう遠くは無いのかもしれません。

当館と関係の深いE青文庫の学芸員、Mさんもカメラ好きの一人。なんと十代の頃にお小遣いやお年玉を貯めて高級一眼レフを購入されたという筋金入りのマニアです。調査の後でお酒を飲みながらカメラの話になり、私が間違った知識を得意気に話しておりますと、「それは私の記憶とは異なるようです。その頃M社ではまだそのカメラは発表されてはおりませんでした。私の記憶が正しければ、おっしゃっているのは〇〇のことかと推察されます…。」と、丁寧な言葉でやんわりと否定してくださいます。有難いことです。

そんなMさんも私も、調査の際に使用しているのはR社のコンパクトデジカメ。1センチまでの接写が出来て、しかもコンパクトなので非常に重宝しているのですが、Mさんのものは高級機、私のはその廉価版です。E青文庫での調査中、買ったばかりの廉価版の操作に戸惑っておりますと、そこは高級機をお持ちのMさん。「…少々貸していただいてもよろしいでしょうか。私の方で設定を変えさせて差し上げます。」と、これまた丁寧なお申し出を頂きました。私はそんなMさんが大好きです。

初出:『熊本県立美術館だより View』146号 2013年9月
****
【担当編集のあとがき】
カメラは調査必携ですしやっぱりこだわりの道具ですよね。最近はスマホでパシャリ、という学芸員も増えたように思います。
便利だし、クラウドにあげちゃえばデータもどこでも見れるし、ズームも思いのままだし…。
それでも一眼レフのカメラの魅力も捨てがたいです。なお当館では6×9および4×5のフィルムカメラ君が未だ現役です…(^-^;)
[2019/07/30 14:58] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
遷宮絵巻@桑名市博物館
桑名市博物館S.Aです。

長い梅雨が明けた途端に、暑い夏がやってきました。
夏休みに入り、桑名駅では、長島スパーランドへ行くのかな?というお客さんを多く見かけます。
プールに花火大会に石取祭も…。待ちに待った夏、という感じでしょうか。
天気予報によると湿度も高く、じっとりした暑い日が続きそうですので
皆さまどうぞ体調にはお気をつけてお過ごしください。

さて桑名市博物館では、現在「遷宮絵巻」展を開催中です。
夏の企画展中、当館では1階の展示室を市民サークルへ貸し出ししていますので、
「遷宮絵巻」は、2階展示室のみでの開催です。
おなじみの「こどもチャレンジシート」もあります!
ぜひご来館ください~(((o(*゚▽゚*)o)))

IMG_1065.jpg



夏休み子ども企画「遷宮絵巻」
場所:桑名市博物館2階展示室
期間:2019年7月17日(水)から9月1日(日)
休館日:毎週月曜日・火曜日
開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
入館料:高校生以上 150 円、中学生以下無料
展示解説:8月7日(水)、17日(土)、25日(日)
いずれも午後1時30分から。予約不要。
展覧会HPはこちら
[2019/07/29 07:15] | 未分類 | page top
【新転載!】ビジツカンの道具 第1回「メジャー」─買うのに苦労する道具です─
某県立ビジツカンのH田先生にご協力をいただき、今回より特別に転載コラムをお願いいたしました!
業界筋の方にこそ読んでいただきたいこのコラム、ぜひご一読下さい。

*****
01_第1回図版


何の予告もなしに始まったこのコラム。要は美術館で使用する色々な道具を虚実ないまぜにご紹介しようというものです。今回は「メジャー」。日本語で言うと「巻尺」ですね。
このメジャー、美術館では極めて使用頻度の高い道具です。美術作品を調査・研究する上では、その大きさを計測する必要がありますし、あるいは展示計画を立てるために、壁面やケース内の幅を計測して、作品のサイズと照らし合わせたりもします。そのため、学芸員によっては、数種類のメジャーを使い分ける方もいらっしゃるほどです。

時折学芸課に行くと、斬鉄剣の手入れを済ませた十三代目石川五エ門よろしく、鉄製のメジャーを目の前で立て、「むう。」とか「ほぉ。」とかいう独り言をつぶやく学芸員の姿が見られますが、これは他館から借用する作品の大きさをイメージするため。別にメジャーのもつシンプルかつモダンな美しさに心を奪われているわけではございません。

 さて、特に美術品に直接触れる調査の場において、鉄製のメジャーは作品を傷つける恐れがあるためご法度です。そんな時、我々学芸員は布製のメジャーを使用します。この布製メジャー、どこにでも売っていそうな気もしますが、実は曲者。大きな美術品にも対応しうる2メートル長のものとなると、手芸屋さん以外ではあまり売ってないのです。

思い起こせば、私が初めてメジャー購入の必要性に迫られたのは、大学院一年生の頃。鬼軍曹の様な先輩からFからはじまる卑猥なアルファベット四文字と共に「貴様!美術史を専攻しとるのにメジャーも持っとらんのか!」と叱責を受けたことが最初のきっかけでした。その後某100円ショップで1.5メートルのものを購入し、意気揚々と調査に携えてゆきましたが、今度はまたその鬼軍曹から卑猥な四文字を立て続けに二度も告げられた後「長さが足りぬではないか!帰れ!」と強制帰宅を命じられました。その夜、やけ酒とばかりに購入した第三のビールを片手に、私は決意したのです。


「そうだ、手芸屋行こう」と。


とはいえ、少年時代からマンガとプラモデル、あとはドリフ程度にしか関心を持たなかった私は、手芸屋という場所に足を踏み入れた経験などもちろんございません。当時の下宿先の近所に手芸屋はございましたが、そのお店は「お菓子の家」を思わせるなんともファンシーな外観。そんなところにうすらデカい男が出入りすれば、お店の方に警察をよばれる可能性があるのではないか。いや呼ばれなくとも、レジ周辺のどこかにあるという警察を呼ぶスイッチ(通称「ヤる気スイッチ」)に手をかけられるのではないか。未だ思春期の過剰な自意識冷めやらぬ当時、私はそんな被害妄想にとりつかれてしまいました。

ではどうすればいいのか?私自身がファンシーな洋服に身を包んでしまえばそれでいいのではないか。そう思ったりもしましたが、そのためには衣料品量販店のファンシーな洋服のコーナにこれまたうすらデカい男が闖入することになります。早くも万策尽き果てた翌朝、私は知人の女性に電話をかけました。「…ごめん、手芸屋で2メートルのメジャー、買ってきて…」と。この時買ってきてもらったメジャーが、その後どうなったかといいますと、実はまだ手元にあるのです。
          
初出:『熊本県立美術館だより View』145号 2013年6月
*****
学芸員にとってメジャーは重要な道具ですよね。夏色のファンシー、とか思ってしまったのは内緒です。
[2019/07/18 13:46] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
永遠のニシパ@松浦武四郎
桑名市博物館S.A.です。

7月15日(月・祝)午後7時30分より、三重県ゆかりの偉人・松浦武四郎をテーマにしたドラマが放映されます。


放送日当日には、松阪市で放送記念講演会が予定されているそうです(o‘∀‘o)*:◦♪
詳しくは、松浦武四郎記念館HP内の講演会ページをご参照くださいね。

NHKドラマ「永遠のニシパ」北海道と名付けた男 松浦武四郎 放送記念講演会
日時:7月15日(月・祝)13:00~15:00(開場12:00)
会場:クラギ文化ホール(三重県松阪市川井町690)
定員:1300名(入場無料・整理券必要)
※整理券について
当日11:00より、会場入り口にて先着順に配布。定員に達した時点で配布を終了。


「永遠のニシパ」の番組ページでは、武四郎を演じた嵐の松本潤さんのインタビューなども掲載されていますよ!

ドラマと合わせて、この機会に松浦武四郎記念館へもぜひ足を運んでみてください~!!
[2019/07/12 07:24] | 未分類 | コメント(0) | page top
| ホーム | 次のページ>>