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【三博協】仮ブログ担当よりお知らせ
三重県博物館協会会員各園の方であれば投稿は可能です。

何か書いてみたい、という方は会員館名・名前を添えて

thedirectorofkcm[アットマーク、を入れてください]gmail.com

までお送りください。折り返し要項をお送りします。

仮ブログ担当 桑名市博物館 杉本
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[2022/07/10 23:00] | 未分類 | page top
【桑名市博】令和5年度('23.4-'24.3シーズン)展覧会予定/Exhibition schedule
しばらくぶりの更新となりまして申し訳ありません。

本来であれば

0312 三重県博物館協会事務局
0319 朝日町歴史博物館

の予定でしたが2週連続の原稿未達(年度末はどこも忙しいようでして…)のため、アップすることができませんでした。更新を楽しみにされていた方にはご迷惑をお掛けしまして申し訳ありません。
そのため2週連続のお休みとなりました。謹んでお詫び申し上げます。

原稿催促係(オシリペンペン係/通称OPP)の鳥羽水さんのご活躍もあり、朝日歴博さんからは原稿を3月23日にいただきましたので、3月29日水曜アップの予定です。
*****
さて、桑名市博物館の2023-2024シーズンの展覧会ラインナップです。

桑名2023スケジュール (1)

4月は「火焔」(かえん)と題したやきものの展覧会です。燃えさかる炎のような展覧会になる予定です。よもやよもや!
2Fでは植物画。NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」(4月3日~)に全力のっかりの展覧会です。四日市市立博物館では「牧野富太郎が見た四日市」も開催中ですのであわせてぜひ!
刀剣は村正など刀鍛冶の郷・桑名で活躍した刀剣を紹介します。こちらも「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」(4月9日~)に全集中の展覧会です。
生誕200年、やまと絵の絵師として知られる桑名の画僧・帆山花乃舎の展覧会も予定しています。

桑名2023スケジュール (2)

7月は桑名盆です。名物として知られる桑名盆ですが、かぶら盆以外の桑名盆についても紹介します。
9月は額絵の展覧会です。絵は飾られる額のデザインによって印象が大きく変化します。また少し違った視点から絵画に親しむ展覧会になるかも…?

桑名2023スケジュール (3)

「武門の遺産(レガシー)」は三重県桑名市・埼玉県行田市・福島県白河市の三市連携による展覧会です。
今回は大河ドラマで注目を集める德川家康や将軍家との関わりにスポットをあて、姉妹都市締結のきっかけとなった三方領地替えとあわせて紹介します。
三方領地替えが文政6年(1823)ですので、ちょうど200年の節目の年でもあります。

12月は恒例のヴィアティン三重展。今年こそ、絶対昇格しましょう!

桑名2023スケジュール (4)

年明けは「松平定信と源氏物語」です。2024年の大河ドラマ「光る君へ」に寄り添った展覧会です。
定信の超絶細写が見られるはずです!
また2024年は辰年、「桑博ドラゴンズ」と題した「龍」とかかわりのある刀剣・刀装具を紹介します。

そして久しぶりの刀剣展「刀剣アラカルト」!
どんな刀剣が出るのでしょうか、今から楽しみです。

令和5年度の桑名市博物館にぜひご期待ください。

なお現在は浮世絵Bon voyage!(ボンボヤージュ)展を4月9日まで開催しています。

浮世絵展

桑名だけではなく、東海道の伊勢七宿(四日市、石薬師、庄野、関、亀山、坂の下)なども描かれた浮世絵60件弱、2階では万古焼・刀剣も展示していますのでこちらもあわせてご来館ください。
[2023/03/26 22:00] | 未分類 | page top
【鳥羽水】超貴重映像、ダイオウグソクムシの脱皮
みなさんは、“脱皮”という現象をご存じですか?「だっぴ」と読みます。

これは、「ある種の動物において自分の体の成長にともない、その外皮がまとまって剝がれること」を示しますが、昆虫などの節足動物の他、爬虫類、両生類の成長過程に見られる現象です。ヘビの抜け殻を見たことがあると思いますが、あれは脱皮した後の皮膚なのです。 

その脱皮がなんとあのダイオウグソクムシに起こったのでした。ちなみにダイオウグソクムシの脱皮例は、世界にまだ8例しかないそうです。

ダイオウグソクムシは、エビやカニとおなじ節足動物の仲間で、おもにメキシコ湾や大西洋の水深800mの深いところでよく発見されます。我々の知っているダンゴムシによく似ていますが、大きさは20㎝以上、最大で50㎝にもなります。鳥羽水族館にも現在4個体が飼育されています。

さて、先月1月23日の昼過ぎに飼育担当者が、飼育中のダイオウグソクムシNo.28の異常な行動を発見しました。それは、腹部を少し屈曲させて上に持ち上げる行動だそうで、その行動が現れると十数時間以内に脱皮が始まることを前回の経験から飼育係が知っていたそうです。

担当者によると前回の脱皮は2019年に別の個体であったそうです。その時は15時にその行動が見られ、次の日に出勤するともうすでに脱皮は終了していたということでした。

飼育担当者は、今度は絶対に見逃すまいと、すぐ広報担当者に連絡し脱皮の一部始終をYou Tube でLIVE配信することにしました。
そして…。大勢の視聴者に見守られながら脱皮を続けるNo.28君。脱皮が無事終了したのは、日が変わった午前1時頃でした。

私が面白いと思ったのは、脱皮が体の前と後ろの半分ずつに分かれて行われることです。
実は脱皮というのは、殻を脱ぎ捨てることで殻に含まれるたくさんの石灰質を捨ててしまうことになります。そこであらかじめ前半分に石灰質を貯蔵しておいてから、後ろ半分をまず脱ぎ、その後、後ろ半分に再び石灰質を移して前半分を脱ぐのです。
今回後ろ半分を脱ぐことに成功したわけですが、前半分はこれからだそうです。実はこれまで飼育下での前後完全な脱皮は成功しておらず、すべて途中で死んでいるとのこと。
今はただNo.28の完全脱皮を祈るだけです。

①
①脱皮直前、まず石灰質が前半分に凝縮

②
②後ろ半分を脱皮した直後

③
③脱皮殻 

(若井嘉人 わかい・よしひと/鳥羽水族館)
[2023/03/05 22:00] | 未分類 | page top
【海博】竹内敏信 追悼写真展「日本の海 傑作選」
鳥羽市立海の博物館の平賀です。

今回は開催中の 竹内敏信 追悼写真展「日本の海 傑作選」を紹介させていただきます。 

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日本を代表する風景写真家として活躍し続けた竹内敏信さんは、2022年2月、78歳でお亡くなりになりました。

竹内敏信さんと海の博物館は、50年来のお付き合いです。1972年、当時竹内さんは汚染された伊勢湾沿岸を撮影した『汚染海域』を発表、1975年には写真集『SOS うみはいのち』を海の博物館から発行しました。そして海の博物館が全国に「海を守れ!」と呼びかけたSOS運動の機関誌『SOS』の表紙写真を提供し続けてくれたのが竹内さんです。

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竹内さんは『SOS NO.5』(1972年12月発行)の表紙に『伊勢湾からの報告 汚染海域』を掲載し<伊勢湾のドキュメントに取り組んで、約2年になる。山国で育った私にとっては、海は少年時代の夢や希望を満ちたたえた存在であった。しかし、この15年ぐらいの間に海の様相は一変した。赤と白のまんだらにぬりたくったコンビナートの巨大な煙突、褐色にうす汚れた海面と、帰化植物の群生する荒涼とした埋立地に立った時「海はだれのものだ!」とつい叫んでしまうのだ。>と、汚染海域の写真を撮り続けている思いを寄せてくれています。

その後、竹内さんは「破壊された風景で保護を訴えても意味がない」と思い始め、1979年頃から35ミリカメラによる風景写真を撮り始めます。1984年、キャノンカレンダー『天地聲聞』を発表した頃から日本屈指の風景写真家として認められ、第一人者として多くの作品を発表して続けてきました。

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今回の追悼写真展は、1992年7月、新しい海の博物館の開館にあたり、日本の美しい海を撮り続けていた竹内さん自ら傑作作品を選び贈ってくれて開催した写真展「日本の海 傑作選」を30年ぶりに紹介・展示したものです。竹内さんがとらえた「美しい日本の海」の写真24点がご覧いただけます。

期間は2023年3月31日まで。鳥羽市立海の博物館の入館料金でご覧いただけます。

(平賀大蔵 ひらが・だいぞう/鳥羽市立海の博物館)
[2023/02/26 22:00] | 未分類 | page top
【松阪】原田二郎旧宅「紀州藩の歴史書『南紀徳川史』」の展示が始まりました (松阪歴史文化舎)
1原田玄関
松阪の同心町(殿町)にある原田旧宅は、武士で実業家になった原田二郎の生家です。今、紀州藩の歴史や職制、軍制などを記録した歴史書「南紀徳川史」の展示をしています。また、紀州藩の飛び地である松阪のゆかりの品を見ることができます。

2南紀徳川史展示
南紀徳川史は、徳川御三家である紀州藩主14代の253年間の記録です。170巻に及びます。藩主からの命を受けて堀内信が編纂しました。

3雛人形展示
「ちょっと昔のお雛さま」ということで冬季展示の他に特別展示をしています。旧長谷川治郎兵衛家や旧小津清左衛門家でも開催中です。

4紅梅と生家
原田二郎旧宅では、庭園の紅梅が咲き始めました。毎年この時期に満開になります。
よろしければ、一度お立ち寄りください。

(松本吉弘 まつもと・よしひろ/旧長谷川治郎兵衛家・旧小津清左衛門家・原田二郎旧宅)
[2023/02/22 22:00] | 未分類 | page top
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