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追悼 海の博物館・石原義剛館長
三重県博物館協会のためにご尽力いただきました鳥羽市立海の博物館の石原義剛(いしはら・よしかた)館長が、2018年9月17日に亡くなられました。

三重県博物館協会・松月清郎会長(ミキモト真珠島真珠博物館館長)より下記の追悼文をお寄せいただきましたので御紹介いたします。

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石原さんのこと
石原さんが亡くなられた。近年は海女文化の振興と継承に精魂を傾けておられたが、いうまでもなく軸足は博物館にあった。深い見識と透徹した思索に満ち、行くべき道を指し示す「チチェローネ(案内人)」としてかけがえのない方だった。三重県博物館協会の創立メンバーのおひとりであり、私たちが受けた恩恵は計り知れないものがある。

平成26年に三重館で行われた第62回全国博物館大会では、分科会の講師として博物館資料を巡る諸問題を取り上げていただいた。畳みかけるような論調で、博物館の基本的な役割である資料収集と保存の重要性を論じられたことは今も鮮やかな記憶としてよみがえってくる。常に原点を見つめることの大切さを、恐らく誰よりも意識されていて、お目にかかる時はいつも、親しみの中に緊張感がスパイスのように感じられる方だった。

昨年夏、体調を崩されてからお目にかかる機会がなく、それでもまたお元気になられるに違いないとおもっていた。いくつかの約束も果たせぬままになってしまった。残された私たちは「博物館にとって大事なのは資料の収集と保存」という、石原さんの原則を念頭に置いて、ご遺志の幾分かでも引き継いでゆかねばならない。
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石原館長が三重県の博物館にもたらした多大な恩恵に感謝いたしますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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[2018/09/22 09:57] | 未分類 | page top
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